大学時代の留学仲間で、今アメリカに在住、の友人からフェイスブックのグループに投稿が。年末年始で日本に帰国するとのこと。で、勝手ながらいつといつが空いています、みんなも空いていたらご飯しませんか。久々にみんなで会えるといいな、と投稿。

ボクは候補日がすべて空いていたから、ぜひにー、いつでもいいよ、と送ったのです。

が、他の誰からも反応が無い。この友達はとてもナイスガイで、嫌われてはいないのです。最近、フェイスブックを皆が見ていない、ということもあろうかとは思うのですが、おそらく大学を卒業し20年以上、昔はちょこちょこ会っていたが、正直、今は別に会う必要が無い、のだと思うのです。

一人が帰国することが、集まるに足る正当な理由にならない。家庭があるひと、ないひと、子供がいるひと、いないひと、仕事がうまくいっているひと、イマイチなひと、住む場所もばらばら。東京と言われてもいけないし、昔話をしている余裕はない。みんな今の自分の、ある意味、固定された生活で多忙なんだから。

大学卒業しそれぞれの人生を歩んでます。現在の固まった生活で、付き合うべき人は固定されている。だから昔の仲間に会う必要性が無い。会いたいと思う気も無い。毎年1回は会う、イベントになっている学生時代からの友達の位置づけとは明らかに違いますね。

寂しいけど、しょうがないですね。ボクも中学や高校の集まりがあったとしても、参加しない、ですもの。

このようなグループに対しての集まろうよの声掛けの一方で、特定の一人に会いたい場合があります。でも、連絡していいのか、よくないのか、とても悩むのです。久しぶりに会いたいから会おうよー、って気軽に言えない。だって、なんで会いたいの？って理由が必要ですもの。普段、全然コンタクトしないのに、突然なんで？　向こうにしてみたら気持ち悪い。理由が必要。

この点、仕事を理由にできる疎遠の仲間に連絡するのは簡単。ちょっと仕事の企画で相談したくて、数年ぶりだよね、ちょっと時間もらえる？的。簡単。

仕事を理由にできない、会いたいけど会えない、声かけるのが躊躇する相手。小さい頃、お世話になった親世代の方、とか、こっちがお世話をしたつもりで（偉そうだけど）、今はどうしているかなぁ、と気になる、なんか心配になる後輩、とか。あるいは、両親が亡くなってから疎遠になってしまっている親戚、とか。特に高齢の方だと、次に会うのはお葬式、なんてのは避けたいと思いつつ。

で、この会いたい理由を深く考えるとそれはそれでさらに会いたいと言えなくなるのだ。今、突然、会いたくなる本当の理由は何？　正直になると、自分勝手なだけだとわかる・・・

・感謝を伝えたい？　どうして今更？　相手の年齢が年齢だから？　それはそれで身勝手なような。普段から感謝伝えなよ。突然、年取って来たから、
余命が見えて来たから、ふとそれに気づいたから会いたいなんて。向こうは今更、感謝も言われても、自分が死にそうだと思っていると気づき、不愉快かも。。。
・心配だから元気にしてるか知りたい？　昔、お世話したことで優越に浸りたいわけではない、けど、自分はいいやつだ！って自画自賛したいだけなのかも。過去のお世話の価値が本当にあったなら、頼りたかったら相談してくるはずだから、便り無しは元気な証拠、と思えばいいだけなのに。むしろ呪縛的だから相手は会いたくないかもよ。でも、連絡したら断れないから、いやいや会うかもよ。。。
・再度、何らかの関係を復活させたい？　仕事とか友達とか趣味仲間とかの再構築。でも、今、周りに候補者が誰もいないから、あるいは断られたから回りまわって声かけしようとしている、と言える。チョー久しぶりに。つまり、劣後な存在で最後の最後に思い出したかのような声掛け。そう思って相手も嫌な感じになるかも。。。

ということで、どれも身勝手なんだよなぁ。。。そう思ってしまう。。。気にせず、ダメ元で声を掛けたらいいのかなぁ。SNSなんていう便利なツールがあるのだから活用すればいいだけなのかなぁ。無視されても、拒絶されても、そもそも疎遠な関係に変化はないから、みんな大好き「ワンチャン」かけてみればよいのかなぁ。。。

人生って、人と一緒に過ごす時間の有意義さで変わると思うのです。いい仲間と過ごせる時間は幸せ。感謝したり／されたり、成長させてもらったり／助けたり、恋したり／されたり、一緒に何かを実現したり。家族だけでもいいけど、家族だけでは豊かさ・上質さは限定されるかなと思うのです。

だけど、再度会いたいひとに会いずらいこの人生の難しさ。過去は振り返らずに、新しい出会いを求めるべきなのですかね。。。こんなことを悩むのこそ時間の無駄。連絡すればいいし、しないならうだうだ考えず未来志向でいればよい。ま、そういうことかしら。うーん、でも会いたいんだよなあ。。。

読んで頂きまして、とてもありがとうございます。
（職場を／人生を良質にするコンセプトv6_58）