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「コミュ力爆高男」が「就活失敗」する話①

メーカー経理勤務、コミュ力爆高男江場です。

早速ですが、僕はタイトルの通り就職活動失敗しました。

僕が就活した時期は、今と同様の売り手市場で、 社会の需要>学生の数 という状況でした。

そんな状況と、僕の”無敵コミュニケーション”。
友人、親戚、僕自身、全ての人が江場の就活は100%成功すると思っていました。

僕も今だに覚えています。

「ついにこの時が来たかぁ。ついに自分の無敵コミュ力が社会にバレる時が、、、」

という万能感、高揚感。

周りの友人達は言いました。

「江場ならどこの会社でも選び放題だよなぁ。俺も頑張らなきゃ。」

ありがとう、友人達。



そんな期待と自信に満ち溢れた江場。

しかし、いざ就活のために色々考えてみると、社会に出てからやりたいことが無いことに気づきます。

「あれ?そもそも、働くって何や?」

となりましたが、

「まあとにかく、コミュ力が高い僕は大丈夫。」

となりました。

また、エントリーシートや面接の際に話す自分のアピールポイントについては、



「コミュ力がほんとに高い人間は、自分でコミュ力が高いなんて言わない。面接の中で、こいつコミュ力高いなぁ!と感じさせるのが本物や。」(真剣)

という強い信念があったので、コミュニケーションというワードは封印しました。


ということで、とりあえず誰でも知ってそうな人気の大企業と、年収が高い企業にエントリーしました。

短略的過ぎる。


そして、私はエントリーした全ての企業の面接に落ちました。


実際に面接を受けてみると、話の主導権は当然面接官側にあるので、うまくペースを掴めない。

それでも、一対一の面接ならなんとか努力できますが、

一対複数人の面接、もしくはグループディスカッションになると、

「コミュ力絶対低いやろお前!!」

みたいやつがでしゃばってきて、戦意を喪失。


後に気付きますが、この

「コミュ力絶対低いけど、就活だけ無双してるやつ」

は、対就活用の特殊な訓練を受けているので、

丸腰でふらっと現れただけの僕では到底太刀打ちできません。

例えて言うなら、生まれつき身体能力MAXだけど、家でゴロゴロしてた人間と、格闘技経験10年の熟練兵士が闘っているような感じです。

生まれつきの能力だけでは、しっかり考え、努力した兵士には勝てない。


社会人になってから気づきますが、

「コミュ力絶対低いけど、就活だけ無双してるやつ」

は社会人になると、

「コミュ力絶対低いけど、その鈍感力を活かして管理職になるやつ」



に進化する事がとても多い。



もちろん、コミュ力は絶対低いので周囲の人間は不幸な思いをします。腹立つ。

話は脱線しましたが、

就活がうまくいかない原因はひたすらに僕の準備不足です。

自分の将来のビジョンや、得意な事、好きな事、興味関心があることすら、整理して話せないような学生を、超人気企業や、年収超高企業が採用する訳がありません。

しかし、当時はそれに気づけず、「やっば、、、」という絶望と、不安だけが大きくなり、落ちれば落ちるほどパフォーマンスは低下していきました。

そんなこんなで僕の就活序盤は、
完全なる準備不足により、エントリーした「全社落ち」という絶望的な結果となりました。

②へ続きます。

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