ユースイチ

僕の奥底に根を張る怠惰な人間性を駆除できた時、何かが変わるのではと信じて駆除できぬまま…

ユースイチ

僕の奥底に根を張る怠惰な人間性を駆除できた時、何かが変わるのではと信じて駆除できぬまま数年になります。 頭で渦巻く何かを文字にして吐き出せたらと思ってます。

最近の記事

鍵を忘れてお家に入れない。

ぼくは実家から学校に通う大学生。 そして、ぼくは部活をしている。 運動部だから身体は大切にしていて、体温調節は重要視しているんだ。 今朝はひんやりとしていたから、長袖長ズボン。 帰りは陽が空気をじんわりと暖めていたから半袖短パン。 こんな几帳面そうな僕でも、たまにやってしまうんだ。忘れ物。 大抵の忘れ物って家に忘れるよね。 でも今回は違う。 家の鍵を部室に忘れたんだ。 朝履いていた長ズボンに家の鍵を入れて、そのまま部室に置いてきてしまった。 ぼくはもう、何に怒

    • 下書きが溜まる

      いつも登下校の時間に人目も気にせずおれはnoteを書いている。 しかしいつも話の着地点が定まらぬまま書くため下書きは完成することは殆どない。 日の目を見ることのないインターネットの深い深い海に沈んでいる公開されているこのnoteとさらに奥の奥、人類の到達点よりさらに深いところにその文体を沈めている。 理想は美しい日本語で日常を書き綴ること、美しい日本語を生み出したい。この歳になり純文学の情景描写に心を打たれた。また邦楽の歌詞のようなつかみどころがなさそうで骨のある詩も書

      • ひとつの理想をかたるしす

        おれは将来田舎に住みたいと思っている。なかでも海の見える街に。 大学を卒業し就職を終えた時、おれの目に映る世界はおそらくモノクロだ。大手に就職でもできれば多少彩は加わるのかもしれないが、どちらにせよ根本が怠惰なおれには汗水垂らして働くことは野生動物を檻に押し込むことと同じで、おれの本能がそれを拒む。最低限のタネ銭をかき集めたら、海の近くに家を買いたい。望む海は空の光を反射し小魚の鱗の様にチラチラと輝く蒼く大きい太平洋だ。住む家は少し高台に立っている改装されること無く年老いた

        • 簿記三級落ちた。

          世間知らずの僕は簿記三級を舐めていた。 試験を目的地とし、根拠のない自信を追い風に不合格の航路を突き進んでしまった。 簿記三級の僕のイメージとして資格取るならとりあえず簿記でしょ。みたいな軽いテンションで語られるためただの尻軽な資格であるとそういう印象を持っていた。実態は合格率30-40%とかいう決して誰でも受かるという資格ではなく僕のような頭の悪い童貞は門前払いを食うギャップのある資格だったのだ。 そんなギャップに惚れてしまった僕はなんとなく簿記三級取得を目指した。あわよ

        鍵を忘れてお家に入れない。