見出し画像

いつも何度でも読む。

高砂淳二さんの撮る写真が、どうしようもなく好きだ。どうしてなんだろう。高砂さんの撮る自然は本当に生き生きとしていて、美しいし、可愛いし、ほっこりするし、癒やされる。しかし私は、それと同時に「何があっても生きるしかないんだ。幸せになるしかないんだ」という決意表明を感じてしまう。その奥底に流れる覚悟のようなものに、心底魅了されている。

「yes」は、詩人の覚和歌子さん(千と千尋の神隠しの主題歌の作詞をした方)の詩と、写真の共鳴具合が絶妙すぎて、本を手に入れてから何年も経った今でも、何度も手にしてしまう。まさに「いつも何度でも」。

カバーの写真がまたすごくて、見るたびにぞっとする。なんという孤独な写真なんだろう。ぞっとするほど美しい。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?