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笹塚のスタバは竜宮城

「笹塚のスタバには可愛く綺麗な女性しかいないのか。。」

当惑している。目が回った。
ゆとりウサギこと私は、郊外の自宅と都心の勤務地を往復する一介のサラリーマンである。

邪な雑念がジャマをして、本を読もうにも私は全く集中ができない。
パワースポットたる笹塚スターバックスに集中力も自分という存在も丸ごとコーヒーの様にスタバに飲み込まれる。

スタバだからコーヒーの様に飲み干すという表現がオジサン特有の誰得ダジャレで辛い。
(ダジャレをいう本人はそれでいて陽気で楽しい)

自分が飲み込まれた決定的な要因がスタバ内のお客さんがほぼほぼ綺麗な女性ばかりだったからだ。
スタバが展開する秋のおさつバター戦略が、いかに全女性のハートを鷲掴みにしているのか、スタバ店舗内で肌身に実感した。

なお、都心圏以外の方のために、笹塚という場所について説明をしておければと思うが、笹塚は東京都渋谷区に属し、渋谷・新宿にも電車でほど近い住宅街である。
数件の飲食店や娯楽施設は軒を連ねるものの、いわゆる歓楽街ではなく生活に必要なスーパーやドラッグストア、銀行が揃う都心でも住みやすい地域と表現してもいい。
便利だし遊ぶ場所にも近いし、でもキラキラし過ぎていない手の届く好立地に美女が集まるのだ。

マツコ・デラックスは昔、笹塚という街にお世話になっていたらしいが、それも笹塚=パワーポイント=魔境の一要因かもしれない。
マツコ・デラックスについての深掘りはこれ以上できないが、魔境に関しては後述する。

京王電鉄 笹塚駅は、都営新宿線からの直通電車のうち、何本か最終回送止まりになる乗り合わせがある。

今日は気分転換も兼ねて回送止まり笹塚駅で降り、駅内のスターバックスで、『新しい文章力の教室』(インプレス社出版)を本当は読むつもりだった。

読み始める間もなく……あえなく投了する。

文章力を向上させたい、
おもしろnoteを書きたい、
漠然とするが何かのスキルアップに繋げたい、

いや、実際には20ページほど読み進めたのだが、読み直しが必要だ。
まるで頭に入ってない。
グランデサイズのアイスコーヒーは30分かけて飲み干した。
と、同時に自分は本当にスケベ野郎だな、という高校生の様な気持ちを思い出した。

ただ悲しいかな、
歳を取ると若い子たちの見た目の違いに疎くなるというが、自分にも兆候がハッキリと表れてきていて悲しい。
女性陣が綺麗なのは事実極まりないのに、お顔とお顔の見分けが大変につきづらい。

中学時代は安倍なつみ派で、新興勢力たる黒船 後藤まき派には絶対に寝返らないぞ、と、
大学時代は前田敦子・渡辺麻友派だった私は、大島優子や板野友美の明るめギャルの誘惑に負けないぞ、と
周囲の圧力にも屈せず闘い続け、女性の好みをはっきり主張していた時代が私にもあったのに、だ。

……

本当に集中して物事を考えたい時に、今後二度と笹塚スターバックスは利用しないだろう。
おじさんには笹塚スターバックスは刺激が強すぎるのだ。

やれパパ活だ。やれマチアプだと40歳近くなっても下半身のおもむくままに行動できるおじさんは、時代の狭間に跋扈する少数の生ける怪物、リビングデッドだろう、と関係ない想像をした。

なお、笹塚スターバックスさんは本当に何の罪もない。
素敵すぎるお店の作り方に煌びやかな女性たちが息抜きをする都内随一のお店だ。
決して銀座の高級クラブでもない。

笹塚という街に自分のレベルが足りていないのだ。

もし女性の方がこのnoteを読んで頂いたとしても決して不快なお気持ちにならないでほしい。
本当に申し訳ない。

決して変態的な意味でスタバで時間を潰したのではなく、洗練された都会のスタバがアラフォー男性にとってのある種、魔境の様な存在でしかなかった。
そう思って水に流して頂ければ幸いである。

いや、さしずめ魔境じゃなく竜宮城だ。

笹塚周辺や笹塚を通過駅にする私と似た様なおじさん各位は、確たる信念で笹塚スターバックス店をご利用頂ければと思う。

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