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scriptを第31回電撃大賞電撃 小説大賞に応募しました、疲れたので感想を書きます

水星の魔女でめいいっぱいの祝福をTwitterでしまくっていたら、iMacからいいねを押せなくなってしまいました。僕は人間botとして認定されたようです。パーメットスコアを上げすぎたのでしょう。

荒野となったTwitterから離脱。
逃げればひとつ。

なので仕方なくscriptから逃げずに執筆をやってきました。
進めばふたつ。

今回は、ver.5, ver.6, ver.7まで進めました。

ver.5では、以前noteでジャンプ原作大賞を応募したときの原稿を転用しつつ、ハヤカワSFコンテストのような紙応募の仕様にするために試行錯誤をしました。いかに作品のセリフを短くまとめるかを試行錯誤していました。とはいえジャンプ原作大賞も含めて一次選考落ちしてしまいました。とほほ〜。

挽回のためスタートしたver.6は、俳優という最高の読者が読んだとき、演じるのに困らないように、というアプローチでがんばってきました。推しの子を含め、たくさんの作品の感想を書いた成果が、ver.6には乗っている気がします。

本来はメタリック・エンジェルのために溜め込んでいたものでしたが、どういうわけかscriptに使えることに気づき、それを転用しまくる作業が行われました。前に進んでいるのか後ろに戻っているのか……

さらに、お嬢様マドモアゼルが好きな相手に自分と同じ香水をつけるとかいうムーブをココ・シャネルの言葉を読んで思いつき、やってみたら思ったよりもスケベになりました。

(以下でそれ以外の感想書いてます)

着せ恋でみたやつの逆バージョンといえばいいんでしょうか。
(以下でそれ以外の感想書いてます)

そして今回のver.7では、第31回電撃大賞電撃 小説大賞にてラノベとしてねじこむために試行錯誤しました。

結果として、未冷先生と学生の主人公くんを巡るボーイミーツガールにすることにしました。

「これが同い年の先生に捧ぐ、学生だった僕のスクリプト。」

同い年の女の子にせんせえ!ってアロナちゃんみたいに言ってやってくる男の子。どう考えてもライトノベル。ブルアカの魅力的な生徒たちの要素を男の子に輸入した形となるでしょうか。

もともと先生と学生の出会い、というやつも本来はメタリック・エンジェル用でしかなく、scriptに使える気がしませんでした。

しかし、学ぶこと=恋すること、とかいう謎のバイアスに「レトルトパウチ!」と「言語の本質」で囚われ、わりと本気なまま書ききれてしまいました。

そんなことあるんだ……

先生みたいな学生になりたい。とかいう壮絶な矛盾は、このscriptにおいて完全に完成しました。

しかしそれでも、第31回電撃大賞電撃 小説大賞の応募要件である12万文字には届かず苦労しました。115,000字、つまりのこり5000字前後を、何か意味を持たせてつくりあげねばなりませんでした。

5000字とはシーンを2つか3つ付け加えないと成立しません。いや、もっと地の文を多くできる小説家タイプなら1シーンでどうにかなったのでしょうが、映像ベースな私の書き方だとセリフとアクションに外だしが前提になってしまいます。昨日今日はこれでずっと苦しんでいました。

そこで、衛星通信システムを背景に暗号通貨を普及させた、というまぎれもない星を繋ぐもの、という主人公として完成させることにしました。もともとこれまたメタリック・エンジェルの前提設定です。なかなか取材したものは狙ったものに使えないものです。

それでも、ちゃんと作品が描き上がり、圧倒的に納得がいく作品になったのでまったく問題はありません。

このscriptで1億部を突破させられるという明確な自信が、いまはあります。ver.5までは100万部かな〜と思っていました。

というよりは、1億部突破させられるくらい、この作品のためにがんばれる自信がいまついています。作家としてそういう作品をつくることができたのは、きっと幸せなことだと思います。

数をつくれど、世界に作品として覚えてもらえるのは作家には1作品がせいぜいなわけで、毎回出し惜しみするような作家など、きっと生き残れやしないと僕は考えているからです。

あとは、うぬぼれにならないよう、もう逃げることはしないだけ。こんなにうれしいことはない。

ところでふと、なんかいいモチーフないかな〜と新約聖書を読んでると、油を注がれたもの、というフレーズがありました。

この油、香油と書いていたものですから、僕はずっとオリーブオイルでもかけられたのかなあ?とか思っていました。しかしそれはネットもこみちミームに脳みそ破壊されてただけだったかもしれません。

僕はいまさら、香油は、アロマオイルのほうっぽいことに気がついたのです。

それでいい香りが救世主から漂ってたんだとして、それが記念になったのだとして、狙いは油ではなく香りだったんだとしたら……

もしかして、油を注がれるもの、を僕は書いてた……ってコト⁉️


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