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価値が生まれる瞬間 『シェア』


こんにちは。うちです。

黄砂が多いとのことで、外にできるだけでない生活を心がけましたが、黄砂の対策ってよくわからない。
また、28歳の力士の方がコロナウィルス性肺炎のため、亡くなりました。
私と同じ28歳の力士が亡くなり、非常に心にくるものがありました。
私自身も気管支は一般の方よりも弱いため、明日は我が身かなと緊張感もあります。
体質改善は前々から心がけていますが、継続していきたいと思います。
ご冥福をお祈りいたします。

シェアリングサービスの『価値』


そんな中でも価値について考えていきたいです。
私は今後も生きていく気がありますし、せっかく生きるなら常に動き続けていきたい。
そのための活動の一環ですからやめる気も毛頭ありません。

昨日、『逃げるは恥だが役に立つ』(以下、逃げ恥)の再放送が発表されました。
https://natalie.mu/music/news/378704
当時から大好きな作品で、ドラマを見たのはもちろんのことBlu-rayも購入し、先日完結された漫画も読み漁りました。
Blu-rayを見て、何度逃げ恥ロスになったかわかりません。
この作品への愛はあとで書きますので、本題に移ります。

逃げ恥は『価値』について何度も何度も問いかけてくれます。
その点では私が最近追っているテーマにぴったりなのですが、
その中でも今回は『シェア』についてまとめていきたいと思います。

シェアリングサービスの『出現』

現在、
多くのものがシェアでいいのではないか。
もたない暮らし
というものが定着しつつありました。
一昔前では、なかなかなかった概念だと思います。
カーシェア、シャアハウス、シェアオフィス、レンタサイクル、、、、
モノを持つことをリスクとして、
多様化した生活スタイルを実現させるために急速に人々の支持を得ました。
所有よりもシェアできるサービスの価値が上がりました。

これはどのように発生したのでしょうか。
https://www.e-aidem.com/ch/jimocoro/entry/localwork02
こちらのページでいろいろなシェアサービスについて非常にわかりやすくまとめていただいておりましたので、参考としてURLを貼らさせていただきます。

カーシェアリング

一部、 上のサイトと重なりますが、
カーシェアに関して調べてみると、1940年代のスイスにさかのぼります。
当時のスイスでは一般市民が個人で車を購入し、維持することは非常に難しい時代でした。
その解決策として、1948年(昭和23年)チューリッヒ市にセファージと称する協同組合が設立されました。地域の知人を中心とした複数の人が1台の車を購入・共同所有し、夢のような存在だったマイカーに手が届くようになったのです。
大きな資本が介入することもなく、自分の身の回りの知人で貸し借り、共同で所有という文化はもっと前からあったでしょうが、会社のサービスとして姿を現すことになります。(出現)
とはいえ、そのまま常に人気があり続けたわけではなく、1945年の第二次世界大戦が終結後、ヨーロッパ全体の経済が発展するにつれて一般市民にも徐々に経済力がついてきました。すると、マイカーを所有することが主流となり、その後カーシェアリングはしばらく低迷します。しかし、大気汚染による地球温暖化などの環境問題がきっかけのひとつとなり、1980年代後半に再燃します。スイスでは環境問題とリンクさせて、国が大きく介入しているのも特徴の一つです。

日本におけるカーシェア


日本では、オリックスやタイムスなどの大企業が2000年以降サービスを展開し、多くの方が利用するようになりました。大きな月決め駐車場があった場合、その中のいくつかはカーシェアリングの駐車場になっているという光景ももはや珍しくない状況です。
都市部では車を持たない世帯も多く、ワンルーム主体のマンションでは駐車場がないことも別段驚きがなくなりつつあります。

この原因は多くあると思いますが、
都市部において考えると
・公共交通機関の充実
・地価の高騰
・経済の停滞
などがあげられるかと思います。
特に日本の経済の停滞は、
カーシェアリングがスタートしたスイスと似たような状況で、
カーシェアリングサービスの広がりは必然とも思えます。


カーシェアリングにおける『価値の出現』まで

ここで出現→認知→体験→価値の出現に当てはめてみると
シェアすること自体はこのサイクルを何度もこなしていますので、人々の無意識に根付いています。(『出現』)
ただ、カーシェアリングサービスが『認知』された一番の要因は、街中に点在する駐車場という広告と考えます。オンラインで見かけるよりずっと威力のある『認知』。
広告を特段打つことがなくても、実際の駐車場が広告となる非常に効率の良い宣伝ができる土壌がすでにあったという部分が大きいと思います。

次に『体験』としてはレンタカーという以前から存在していたサービスのおかげで、皆がシェアリングサービスのイメージがしやすかったことがあげられます。
イメージしやすければ、特段、実体験のためにお金を使わなくてもいいのです。

レンタカーと何が違うのか、どちらのほうがお金が安いのか。
実際、街中で広告を見た方は、「レンタカーとの違い」という内容のページを調べた経験があるのではないでしょうか。この質問に答える説明ページがインターネット上に乱立したことはカーシェアリングの推進に非常に大きな力を及ぼします。

ここまでくれば『価値の出現』はすぐそこで、
インターネットが普及した今ではベルトコンベアーにのっているようなものかと思います。
インターネットのまとめページは読んでいる方の疑問に答えようとするので、レンタカーとカーシェアリングの違い、ストロングポイントや使い分けについては、非常に細かく分析してくれています。

もちろん、サービス自身がきちんと他と差別化されていることが大前提ですが、広告費を非常に少なくして、周りの力を最大限利用したサービスの広がりだったのではないかと感じています。

都市屋外空間において

都市屋外空間でも似たようなことできるのではないでしょうか。


例えば、熱中症で亡くなる方が非常に増えています。
熱中症対策ができている都市を創造するとしたら、
樹木を植えたところや皆が使える庇、コンビニなどの簡単に誰でも利用できる箇所には『クールスポット』の印を掲示して、
『クールスポット』という言葉をまず定着させる。
言葉を定着させてしまえば、物事の広がりは早いです。
しかも、省エネよりも実物があるのでわかりやすい。
実体のつかみにくい省エネがこれだけ広まっています。
まったく不可能ではないと思います。

シェアリングサービスの今後

ここまで拡大したシェアサービスですが、
昨今のコロナウィルスの影響でどこまではシェアのものを使うのかという、選択の岐路に立っているかと思います。

所有して、それらの衛生や安全のリスクを減らす方向に動くのか
金銭的なリスクを避けて、今後もシェアリングサービスを利用し続けるのか。
特に車は接触、狭い空間とイメージが一般には良くないかと思います。
今後、各企業はどのような戦略に舵を切るのでしょう。

―今日の初挑戦

版画を買いました。

アートをシェアするサービスもできていましたね。
今回は昔から買いたいという気持ちが強かったので、
購入に至りました。

アメリカ出身で、
晩年は金沢で過ごされたクリフトン・カーフさんの作品です。
前に金沢を初めて訪れたときに、
散歩していたらお店を見つけて、すぐにとりこになりました。
そのころはポストカードを買うにとどまりましたが。。

お店の方からは、オークションでは買わないで、と言われておりましたが、今回はオークションで購入してしまいました。申し訳ありません。
でも、見るたびに幸せな気持ちになれます。
アートってすごいです。

ただ、必ずまた金沢を訪れて、
正式に購入させていただきたいと思っています。
その際はよろしくお願いします。

―好きなものとか

逃げるは恥だが役に立つ

今回のテーマの発端です。
私は、この作品に心奪われてしまいました。
これだけたくさんの『価値』に対して真摯に向き合い続けた作品を私は知りません。
作者の海野つなみ先生も「取材に時間がとてもかかる」とおっしゃっていますが、
このような社会問題を題材にするということは、ミスリーディングな情報を流すことは根本の問題意識すら変えてしまいます。
そんな中で描き上げてくださった海野先生には感謝ですし、このような問題を議論できる、このような問題を共有できる、この時代を生きることができて、私はとてもうれしいです。


今日もありがとうございました!
今日も明日もよい一日になりますように!

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