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空き家の活用

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函館の谷地頭町にある建物を取得し、活用に奔走
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捨てる神あれば拾う神あり

前回からの続きで、観光狙いのゲストハウスには非常に辛い状況、暗い影をおとす、なんてもんじゃない影響。 やはり10月からちょっと営業を停止して色々考えようかな〜と思っていた。 そこに知人から相談の連絡が入る。 「映画のロケ地を探してる人がいるから相談に乗ってやってくれるかい?」というもの。「おもろいやん!」と特に谷地頭の家についてではなく、単純に不動産家としておもろい相談やなと思った。そんな何度もある話じゃないので、これは絶対がんばりたい!他も同じくがんばれよ…。 まあ、と

空き家→ゲストハウス→映画ロケ地→貸家

新聞連載第二弾! 自分を不動産家と勝手に名乗っている。この説明したかな…。 要はそんな言葉はないんやけど、建築家、陶芸家、小説家と『家』がつく仕事をする人たちがいる。なんか家が付くとその業種に精通した専門家観が非常に深まる気がする。不動産だって、ただ賃貸や売買の仲介、管理をするだけの業としてやっているのではなく、不動産を活かした提案のできる人をそうやって呼んでもええかなと思って、名乗ってみた。 そんな不動産家らしい?かな?まあ、ええわ…。そんな不動産の活用があったので、新

旧十二銀行の行く末

豊川町にある『旧十二銀行』 グリーンベルトに面した知る人ぞ知る古建築。 他人のブログから引用させてもらうと昭和2年建築で、昭和9年の大火には耐えたという。 ひっそりと佇んでいるが、とにかくカッコいい! 西部地区入口に門番として待ち構えているようにすら見えてくる。 その建物が解体されるのでは⁉️ という噂があり、いてもたってもいられない。 売る側にもそれは色々と思うところもあるだろう。 ただ、こういった歴史ある建物のこととなると、責任もあると思う。 ましてや街の経済のフ

焼き鳥『千羽』ついに解体へ

銀座通りを宝来町方面へ行き、高砂通りとの交差点の角にあるのが、 焼き鳥『千羽』。 https://goo.gl/maps/64b7PpCuBe9TUHf58 千羽の店主が高齢で、店も時々しか開けられていなかったことから、 昨年の秋口くらいからほぼ閉まっている状態だった。ご主人が亡くなってからも 奥様が一人で切り盛りしてきた店だったが、なかなかずっと続けていくというのは、 どこのどんな業種もそうだが、難しい。 そして、函館によくある建物は本人の所有だが、土地は別の人が所

新たなチャレンジ!

『谷地頭』 なぜか昔から谷地頭が好きだった。なんとなくの雰囲気なのだろう。市電(路面電車)の終電が谷地頭駅、その駅を降りてすぐ、町の中心に商店街があり、そこを抜けると函館八幡宮に通じる。通りの名前も表参道。境内に上がる階段の手間に鳥居が鎮座する。そして、その表参道から碁盤の目状に住宅街が続く。コンパクトなエリアでは、理想型ではないだろうか。 昔は、谷地頭にビール園もあり、外国人も多く住んでいたと聞く。その名残もあり、大きな区画割が多く、いまだに豪邸もチラホラ。借地が多いの

木の伐採 in谷地頭

谷地頭(番外編) 庭に樹木がいくつかある。ただ、1本寿命がきていて、隣の敷地に枝が伸びている危ないのがある。これを伐採したいな〜と思って、造園屋に相談したところ、結構いい金額の見積がきて、ちょっと…。 そこで、知り合いのお世話になっている林業家の岡田さんに相談したところ、知り合い価格でめちゃくちゃ有難い話をいただく! いつも大体お話させていただくだけだったので、マジの仕事、作業を見るのは初めて。(あ、茅を刈るのは何回も見た!というか、一緒にやった)やはり、プロの顔になる

リノベ計画 in谷地頭

『谷地頭』2 コンパクトな30坪弱の2階建。1階に1部屋、2階に2部屋の住宅。 先日、物件購入した記事はこちら ←をクリック 購入前のまだ物が残っている状態の写真 そして、購入後。ちょっと物が残ってるけど。 さあて、とりあえず不要なものの処分から。 コンパクトな建物だから、少しでも広く見せるために余計なものを取っ払うように間取変更していこ。 こちらもどうぞ ←をクリック

DIYもいいもんだ in谷地頭

谷地頭③ 『DIYをする』=『愛着度が一気に上がる』と、定義していい! やれるところは自分でもDIYをしようと思い、まあ、塗装くらいならということで、元々和室の障子だった建具をホワイトに塗装する。リビングと隣の部屋の間の建具を取り払って広々した空間を作ったことで、元々和室の名残のある建具が微妙やな〜と、思い、塗装。 ガラス部分を取り外してもらい、塗装前にサンディング。これがめっちゃめんどくさいし、しんどい。 まあ、だいぶ荒いけどそれも味ということで、なんとか塗装完了!

コンセプト決定 in谷地頭

『CAMP INN』 室内でキャンプ気分というテーマでいこ! とりあえず、内部の改修がほぼ完了!とにかく明るい安村…。じゃなくて、とにかく明るくオープンな空間に。谷地頭の中でも山に近い場所にあり、登山道にも行きやすく、高台になっている為、海も見える。そんなリッチな立地なので、自然を押し出す雰囲気にしようかなと。それで、キャンプ! まずは、現状を 見よ!このオープン空間! 改修前の状況は過去の記事で! ←をクリック クロスを貼り替えたのは、リビングの一部とキッチン周

キャンプイン大詰め! in谷地頭

ようやくリノベ完了し、コンセプトも決定。あとは、内部の仕上げ!『CAMP INN』のコンセプトに合うようにリビングのソファやラグ、テントも入れていこー。 なんか楽しなってきたな! ん〜、まだまだ足りんなー。テントの雰囲気はやっぱり前室?がある感じが合う。ただ、床にペグが打てないのをどうやって解消しようか…。 と、いうことで、天井に。 こんな感じに!ちょっとキャンプっぽくなってきたかな! DIYテーブルもなかなか合うやん!棚も付けてみた。なに置こかな。とか考えている時

大詰め継続…。 in谷地頭

なかなか終われへんな〜。まだまだ谷地頭。 このままでもいいよ〜で、なんか納得できんよ〜な。 ちょっとはキャンプ感が出てきて、ワクワクできる感じになったかな。 最初は、芝生っぽいラグを敷き詰めるかどうかかなと思ったが、フロアが意外と最近のシートじゃなく、木目がしっかりあるタイプだったので、そのまま活かす形でメキシカンラグを控えめに敷いてみた。テーブルは、DIYなので木をそのままで、丸椅子は保管しておいた物を利用。ソファも普通のタイプにしようかと思ったが、アウトドア用のソフ

谷地頭の家にバンクシー?

さて、だいぶ完成してきて小物も揃ってきたので、この建物の名前を決めてどこかに看板を付けてないとな〜と、思ってた。 ん? ここええやん! 十分やな。ということで、 「そうだ、成田くんに頼もう!」 思いつきで京都に行ってしまうくらいの勢いで、知人の成田くんに看板を依頼。看板といっても大きなものを作成してつけるわけではない。 ここの壁に『ステンシルアート』を施してもらう。 なんのこっちゃかもしれないけど、見てもらったほうが早いかな。 最終的にはこういうこと。↑ 結

映画に使われる!

『草の響き』 なんと自分の谷地頭の家を使ってもらった! 10月公開の佐藤泰志の函館舞台の小説で、映画化第5作目『草の響き』不思議なご縁でええお話いただいて、主役夫婦の家となった。 こんなこともあるもんやな。 景色が決め手で手に入れたけど、それが使ってもらう決め手にもなった。 映画のHPができてるけど、それの最後の写真は、この家のバルコニー。これも大工の松崎さんに栗で作ってもらったもの。なんかよかったな~。 映画のHPはこちら ←をクリック 主演の東出さんや他の出