やっぱり山のことを知るためには本物の現場の人に会いたい！

じゃあ、森林組合か！という考えもありやけど、なんとな〜く、個人でやってる人に会いたいと思った。でも、なかなか会えんな〜。色んなとこ行く度に山のことや林業のことを話して、少しでも可能性をあげていっていた。そんな最中、よく行くカフェのマスターから

「フリーペーパーに木こりさん載っていたけど、みましたか？」と。

「なに！知らないっす！」

見てみると南かやべという函館市の端にある町で一人林業を実践されているという。ぜひお会いしたい！しかし、いきなり行ってもただの怪しい人認定を受けてまうやろな〜。と思って記事をしっかり見ていると、臼尻という場所でこの前縄文遺跡で世界遺産認定を受けた場所のすぐ近くだった。実は、この近くで旅館とそば屋をやっている二本柳さんという知り合いがいた！

お店をやっている人なら人脈もあるし、年齢も近いから意外とよく知っているかも！との安易な考えで早速連絡！すると、普通に仲良しだとのこと！

「ラッキー！」

そば屋で『ランチのセッティングしておくからおいで』と。ありがたい！すぐ都合をつけて会いにいくことに。

待てよ…。普通に売上対象にされたのでは…。な〜んていうことはとりあえずおいといて！めちゃくちゃありがたい！実際に自分の山を持って現場に入っている人と直接話せるとは！

ということで、後日お会いすることになった。めちゃくちゃ気さくな人で話しやすい人だった。親が持っていてあまり手入れされていなかったのをここ数年で手を入れ始めたのだという。その前は映像関係の会社ということで、全く山とは関係なかったらしい。それでも一人で広大な面積の山を手入れしている。さらには、木の器も作っているとのことだ。二本柳さんのそば屋さん『久蔵』にも置いてあった。めちゃくちゃクオリティ高い！本人は杉だから傷がつきやすいし、ある程度使い捨て覚悟でという。

林業家の方は、岡田さんという方で、杉の器は『森林の工房　いさおか』という名前をつけて売っていて、ブログも書いている。そばランチも早々に岡田さんの山と工房にお邪魔した。

旋盤等の本格的な機械が！器もやはりすごい！そして、この場所も元々は木々があったそうだが、バイパスが通ったことによって、一部分断されたので、皆伐し住居と工場を建てたとのこと。

簡易的なプレハブらしく、夏は暑く冬は寒いらしい…。しかし、すごいな。この裏に広がる広大な山が岡田さんの山であり、仕事場だとのこと。基本、杉の植林が広がっている。

ぜひ、林業体験もしてみたい！