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金利について

一般的に、金利と株式バリュエーションはシーソーの関係

債券が売られると債券価格は下落する。しかし債券利回りは逆に上昇する。
これは配当を出している企業の株価が下がれば利回りが上昇するのと同じ理屈。

短期金利の利回りは、FRB(米連邦準備制度理事会)が決める政策金利に左右される

短期金利の代表である二年債利回りが急速に上昇していると、
『FRBが政策金利をどう動かす?』という予想に連動するため
市場参加者が『FRBはぐいぐい政策金利を引き上げる』というのを
折り込んで行っていることになる。

一方、長期金利は将来の期待インフレ度に対する市場参加者の予想が利回りを決める重要な要素になる

長期金利の代表は十年債利回りである。
景気が強い局面ではインフレ圧力も強くなるので、将来のインフレに対し
市場参加者の予想も高くなる。
言い直せば、長期金利が高い局面では経済の成長ポテンシャルも大きいと
解釈されやすい。
短期金利、長期金利が共に上昇していても、長期金利の上昇が緩慢な場合い
『市場参加者は将来のインフレがそれほど上昇しない』と考えていることになる。
もっといえば、経済のポテンシャルはそれほど高くないと言い直せる。

長短金利差が大きいほど、景気は力強く成長すると市場参加者が考えており
逆に、長短金利差がゼロに近づけば景気の先行きに関して悲観論が台頭していると理解できる。
そして長短金利差がゼロになると、1~2年後にリセッションいりすると考えられている。

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