エッセンシャル思考を読んで自分なりの要点まとめと解釈です。
ビジネスでの考え方はもちろんの事、人生の本質を見極めるという意味でも重要な思考であると感じた。既に読んだ方は多いかもしれないが本当にオススメしたい一冊です。

そもそもエッセンシャル思考とはどのような考え方なのか？

一言で言えば『より少なく、しかしより良く。』を追求する生き方だ。自分のエネルギーを効果的に配分し、瑣末な仕事に囚われず、自分にとって重要な仕事にコミットする事。非エッセンシャル方は、大多数のことが重要だと考える。エッセンシャル思考の人は大多数のことを不必要だと考える。この思考は理解するだけでなく、常に正しい方向に力を注いでいるかどうか問い続けることが必要。

優秀な人程成功のパラドックスに陥る。
優秀な人は成果を出す→ 頼られる→仕事を振られる→時間とエネルギー拡散→本当にやるべきことが出来なくなる。

エッセンシャル思考の基礎　　　　　　　　　
『選択』、『ノイズ』、『トレードオフ』

私が特に印象に残ったのが、ノイズとトレードオフ。ノイズは大多数のことは無価値と考えること。※80対20の法則（パレートの法則）に基づいた考え方。トレードオフとは何かを選ぶ事は何かを捨てる事。全て出来ると考えず、何に全力を注ごうかと考える事。非エッセンシャル思考の人はどうすれば全て出来るか考えるが、エッセンシャル思考の人はどの問題を引き受けるか考える。
この本読み終えて私的にはこのトレードオフこそエッセンシャル思考の中で、一番重要なキーワードではないかと感じた。

パレートの法則とは？
成果の80%は20%の努力に起因するという考え方。
ex 会社の売上の8割は2割のトップセールスマンによるもの。バフェットの資産9割は10種類の投資商品の成果によるものなど。

PART2 見極める技術

ポイントのみ
ー1人で考えるスペースを作る。
・多数の瑣末なことから重要なことを見分けるためには誰にも邪魔されない自分だけの時間が必要。
・毎日5分だけでも自分だけで居られる時間を作る。
ー睡眠の重要性
・睡眠が仕事の効率を高めることを理解する。
・十分な睡眠を取らないと判断力が鈍り、優先順位が見えなくなる。
ー90点ルール
・90点という厳しい選抜基準を設けることで60〜70点ほどの中途半端な選択肢に悩まされない。
・自分が求めていることを自ら選択する。

PART3 捨てる技術

ー判断を関係性から切り離す。
・頼みを断ることを相手を拒絶することだと感じてしまうので、関係性から切り離すことで判断はより明確になる。
ートレードオフに目を向ける。
・もしこれを選んだら他のもっと価値のあることが出来なくなると考え、とりあえずやってみようという考えは捨てる。

まとめ

・常に今自分にとって何が重要かを考えることは、自分の本質を知り、限られた時間を有効活用することが出来ると感じた。
・この思考自体は特別なことを言っているわけではないが、エッセンシャル思考を身につけるためには、常に自分自身に今何が重要かを問い続ける必要があり、常にトレードオフを意識することが重要だと思う。
・個人的にはサラリーマンが仕事をする上で90点ルールは基準が高いし、なかなか90点以上の仕事に出会える事はないと思う。しかし、仕事振られた時点でその仕事が自分にとって何点か、なぜやるのかを考えることは重要だと思う。買い物などの場面では９０点ルールは非常に役に立つと思うので実践したい。

アクションプラン

・常にトレードオフを意識する。

・振られた仕事に思考停止で取り組むのでなく、点数をつけて、時間のかけ方や、どの程度の完成度を求められているかを考える。