見出し画像

【緋弾のアリア】感想

こんばんは、レイです。
今日は僕の大好きなライトノベルである

『緋弾のアリア』を読んだので
その感想を書いていこうと思います。

今回のライトノベルは
こちらのシリーズ。(1~10巻を読みました。)


あらすじ

東京武偵高校、そこは武力を行使する探偵――通称『武偵』を育成する特殊な学校。「あるきっかけ」で頭脳が活性化するという体質を持つ遠山キンジは、そのことを周囲に秘密にしつつ、平穏を求めて日々を送る探偵科所属の高校二年生。しかし、通学途中に爆弾事件に巻き込まれ、強襲科の超エリートである神崎・H・アリアと出会ってしまったことにより、キンジの日常は平穏とは程遠いものへと変わっていくのだった――。Sランクの最強武偵・アリアと、(普段は)ただの一般人・キンジの凸凹コンビが凶悪犯に立ち向かう、大スケールアクション&ラブコメディー!!

https://amzn.to/3NP1agt

緋弾のアリアを知らない方へ

「緋弾のアリア」というライトノベル作品は、
赤松中学さんが書いたガンアクションと
学園ラブコメの物語です。
主人公の遠山キンジは、東京武偵高校という
特殊な学校に通う武装探偵(武偵)の一人です。
武偵とは、犯罪者と戦うために武器を持つことが
許された探偵のことで、キンジはその中でも
特別な能力を持っています。
キンジは、女性に触れると「ヒステリアモード」
という状態になり、超人的な戦闘力を発揮するのです。
しかし、キンジはその能力を嫌っており、
普通の生活を送りたいと願っています。

そんなキンジの前に現れたのが、
緋弾のアリアという少女です。アリアは、
世界最強の武偵であるホームズ家の末裔で、
二丁拳銃を自在に操る美少女です。アリアは、
自分の母親を陥れた犯人を捕まえるために、
キンジの力を借りたいと言います。
キンジは、アリアの強引な誘いに断れず、
彼女とコンビを組むことになります。
こうして、キンジとアリアのドタバタな
事件解決の日常が始まりますっ。

感想

緋弾のアリアを久しぶりに読んだが、
やはり安定の面白さがある。
何度読み返しても楽しめるストーリーで
疾走感と迫力のあるアクションシーンは面白い。

緋弾のアリアを語るうえで個人的に外せない
と思っているポイントは二つだ。
それは迫力のあるアクションと、
キンジとアリアの二人の日常シーンだ。

アクションシーンに関しては、
近年書籍化されている様々な作品と
比較しても見劣りしないレベル、クオリティで
仕上げられた作品だ。近代兵器に関する
深い知識と、オリジナルの使い方、

武器だけではなく肉弾戦も
しっかりとした理論に基づいている箇所があり、
現実のスポーツを例にして主人公が
解説してくれているのでわかりやすい。

読者側が戦闘シーンに対して
明確なビジョンを思い浮かべることができるから、
主人公の戦闘及び心理描写で
迫力のあるシーンを演出することができている。

また、日常シーンにおいては、
基本的にはアリアとキンジのチグハグコンビの
繰り広げる突っ込みどころ満載の、
少し危険なコメディ作品に仕上がっている。

危険というのは、すぐに銃弾が飛び交い
日本刀がキンジを襲撃するからだ。
だが、それすらも日常シーンであり、
緊張感なく繰り広げられるドタバタな日常は、
戦闘シーンと差別化され、
学生の日常をしっかりと表現している。

この緩急のつけ方が抜群に上手い。
そしてその日常シーンの中に数多くの伏線を巡らせて
最後にその伏線を一気に回収していく。
その流れが淀みなくキレイに行われるため、
読んでいて違和感なくストレスフリーで
進行していく。

人気シリーズとして、
今なお戦いが繰り広げられているのは、
そうした物語のスムーズさと描写の的確さが
多くの読者を引きつけているからだと思う。

巻数が進行するにつれて、徐々に戦いの規模は発展し
神話や歴史上の逸話も巻き込んだ
世界大戦へと身を投じることになる。
ただ、それでも戦闘描写のクオリティが担保され、
物語のクオリティも担保されているからこそ、面白い。

最後に、緋弾のアリアを読んで
この作品の見どころを紹介すれば、
設定の細かさとでも言えばいいのだろうか?
キャラが増え物語が進もうとも
初期設定は守られているし世界観が大きく破綻することはない。

確かに戦いの規模はデカくなるし、
ある程度のパワーインフレもあるが、
それでも、設定が守られ世界観が維持されているから
面白さが保たれていると思う。

長く続いているシリーズなので、
今後とも楽しい世界を届けてくれると嬉しい。
これからも、彼女らの冒険を楽しみにしている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?