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【ちいさいおうち】たくさん眠れるのは若い証拠。と言ってくれたおばあちゃん、元気ですか。

はじめまして。

ひょんなことからnoteを始めることになりまして、
日常のいろいろや、好きなこと、好きなものを少しずつ記録していこうと思います。


自宅の本棚がぱんぱん、むしろ溢れている状態なので、
お気に入りの本についても少しずつ記録して、
いつか石油王と出会っておすすめの本を聞かれた時に、
さっとピックアップ出来るようにしたいと思います。



はじめなので、私のことをすこし。



接客業を経て、現在広告代理店で働いています。

広告代理店と言っても、雑誌に関わることが主なので、
職種を聞いてイメージするキラキラ?ギラギラ?
している仕事とは少し違います。
(白いパンツにとんがった靴履いて、合コン合コン、1日置いて合コン!
みたいな勝手なイメージあります......私だけですか......怒られますね、ごめんなさい。)

もともと雑誌はじめ紙媒体は大好きなので、少なからず関われていることは、幸せなのかもしれません。


本の何が好きって、まず、匂いが好きです。
特に古本の。
デジタル化が超特急で進んでいますが、断然、断固、紙派です。
そんなこと言ってるから家が本まみれなんですよね...
でも同じ思いの方は多いはず。


これからも本をくんくん、にやにや、出来る日々が続きますように。



それはそうと、
5月って超ねむいですね。

寝ても寝ても、ねむい。
なんでですか。あたたかいですか。


新学期が始まって、学生も社会人も
いつも以上にせかせかせかせかしている気がします。
そうなると、街を歩くだけで疲れて、ねむくて、ねむくて、

そんな時に心にじんわり沁みる、
とっておきの今日の一冊。

原題:The Little House
著者: バージニア・リー・バートン
訳:石井 桃子
出版社:岩波書店


一発目から絵本です。

言わずと知れた名作なので、子どものころ読んだ方も多いはず。

私、この作者が大好きなんですよ。
もうね、大好きなんです。(2回言いました)

まずね、表紙を見るだけでわかるこのすんばらしい色彩、
一生眺めていられます。

このお話の特筆すべきは、
主人公がこの”ちいさいおうち”であるということ。
絵の中心には常にこの家があって、
まわりの景色が時代によってどんどん変わっていく。
つまり定点観測です。

はじめは自然いっぱいの田舎だった景色が、
道路が出来て、ビルが出来て、
どんどん都市化が進んでいきます。

季節を楽しんでのんびり過ごしていたおうちも、
建物に囲まれて、今がどんな季節か分からない。
電車の大きな音と汚染される空気、いつも急いでいる人間たち。
まさに現代の都心ですよね。

自ら動くことのできない、”家”を主人公にすることで、
時代の流れ、街の変化、
一歩引いて見た人間界の違和感、異常性を描いています。


最後はほっこりハッピーエンド。


忘れていた大切なことを思い出させてくれる、
忙しいとき、疲れているとき、是非読んでほしい一冊です。

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自己紹介

東京在住、広告代理店勤務、本とピーマンと服が好きな27歳です。食べて、寝て、ぼーっとして、食べてを繰り返すどうしようもない日常や、小説から絵本、アートブック、漫画まで、定期的に雪崩を起こす本棚の中身を少しずつ記録します。