植物の三つの成功要素”C-S-R三角形理論”を本屋さん作りに当てはめてみる

もはや、バナー選択の際にTasty lifeさんのイラストを見るためにnoteを書いている感じがあります。

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うーん、かわいい

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これでなんとか書き続けられています。とはいっても4投稿目ぐらいでしょうか。みんなのnoteの続け方TIPSが知りたいです。

東京都武蔵野市で無人本屋とブックマンションという2つの本屋を運営している中西です。(いつもこの一文を途中で差し込んでいます。)

さて、表題の「植物の三つの成功要素 ” C-S-R三角形理論 ” を本屋さん作りに当てはめてみる」の件ですが、C-S-R三角形理論とはジョン・フィリップ・グラムというイギリスの生物学者の方が植物の成功要素を3つに分けたものみたいです。友人からfacebookメッセンジャーで聞きました。

CとSとRは植物の成功要素の三つの頭文字です。

C:Competitive(競合型)
 →他の植物との競争に強い  
S:Stress tolerance(ストレス耐性型)
 →ストレスに強い
R:Ruderal(かく乱依存型)
 →生育場所の環境変化に強い

教えてくれた友達が読んでいた本はこちらで、詳しくは本に譲るとして、雑草は光と水と土の奪い合いに負けてしまう弱い植物で、いい環境を求める他の植物と「戦わない」ことで生き抜いてきたみたいです。いい環境ではないところでの生存戦略をとったんですね。

なので、雑草はざっくりとC-S-R三角形理論でいうところのRuderal(かく乱依存型)に分類されます。生育環境の変化があるところは正統な強い植物がその力を必ずしも発揮するわけではなく、そこに雑草は自分たちの居場所を見出したんです。

【雑な例】
C:Competitive(競合型)
 →杉(大きく上に伸びるので、森などでも日の光を確保できる)
S:Stress tolerance(ストレス耐性型)
 →サボテン(少量の水で生きていける)
R:Ruderal(かく乱依存型)
 →雑草(弱く環境変化に適用する)

ほうほう、とうなずきながらやり取りをしていて、気になったので買っちゃいました。なぜって、まさに自分は雑草だと思ったからです。

2013年に弟と作った「無人本屋」にしても2019年に作ったみんなで運営する「ブックマンション」にしても、どちらも本屋の正統ではないんですよね。何度「邪道だ」と言われたことか。でも本屋さんの置かれている環境を考えると変化が激しすぎますし、そもそも僕自身が書店員でもなくお金もないと考えると、雑草のように弱者の戦略をとらざるを得なかったわけなんです。

【本屋さんを当てはめてみる】
C:Competitive(競合型)
 →ヒト・モノ・カネが確保できる大手書店
S:Stress tolerance(ストレス耐性型)
 →有名書店人の方の独立店舗
  能力がずば抜けて高いので続けられる
R:Ruderal(かく乱依存型)
 →業界知識も資本もない人が運営する書店

戦わないのが一番の戦略と言われますが、表題にある「植物の三つの成功要素”C-S-R三角形理論”を本屋さん作りに当てはめてみる」をやってみると、環境に適用することを考え、人とは違う判断基準で選択することを選んだので、いろいろチャンスを得られたように思います。

無人古本屋は生活道路で商店街に位置していますが、駅から徒歩15分と遠く家賃は抑えられていると思いますし。そもそも人件費が発生しません。ブックマンションは駅から徒歩5分でもちょっと変わった建物のため、家賃以外の人件費の発生可能性のため借り手が現れずに、借りる借りる機会を得られました。そして、無人古本屋と同じく、みんなでお店番をしていくので人件費は発生しません。

ブックマンションに少し触れると、ブックマンションは吉祥寺の駅から徒歩5分にある建物の地下1階にあるのですが、この建物は前に入っていたお店が閉まると決まってから、僕が「借りたいです」と言うまでの1年弱もの間、借り手がつかなかったんです。理由は土地が狭く4階建てなので、各フロアが狭い上に、各階に人を配置しないとならず人件費がかさむからでした。

他の人からみたらよくない環境なわけですが、特に人を雇用して何かをすることを考えていなかったので、僕にとってはいい環境だったわけです。

無人古本屋もブックマンションもみんなに「いい物件ですよね」と言われますが、今の業態だからいい物件と思われるのであって、通常の本屋さんをしようと思ったら、今の場所がいいのかは収益性も含めて疑問です。

友人から教えてもらって購入した雑草について書いてあるこの本から、まだまだ学ぶことがたくさんありそうで、たまにぱらぱらと見返して読んだり、読まなくてもそばに置いておいたりしています。

このnoteの記事で伝えたかったのは、他の人とは違う価値基準をもつと、市場から相手にされていないようなものが自分にとって最良のものとなるよということです。(書き進めてでてきました。)とはいえ、今取り組んでいる本屋さんもいつまで続くかは誰にもわからず、いつかなくなる日は来るんだろうなと思っています。だって、生態系の一つでしかないので。

今改めて一番上のバナーを見たら、たこ焼きではないんですね。チュッパチャップスのようなキャンディーですかね。たこ焼きだと思っていました。選択していた時、お腹減っていたのかな。でも、やっぱりTasty lifeさんのイラスト可愛いです。

Tasty lifeさん、いつもありがとうございます。

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