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【読書会】100回目にあたり、5周年に向けて考えていること

過日(9月13日)、clubhouse内で「クラブ」として実施しているオンライン読書会が、Zoomで始めた2018年10月から数えてちょうど100回目となりました。また、丸3年を経過することもあって、二重に「節目」であったなと感じ入っています。今までにご参加くださった、お一人お一人に感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。本当にありがとうございました。

今回は、これから先、当面の目標としての「5周年」をめざそうということを書いてみようと思い立ちました。主として、

1)複数のネットツールの有機的な連携を目指したいということと、
2)そもそもなぜ、私が読書会という「戦略」を取っているのか、

という点についてお話しをさせていただきたいと考えています。よろしくおつき合いくださいませ。

1)複数のネットツールの有機的な連携を目指したい

ここで「複数のネットツール」ということを申し上げていますが、それは、clubhouse以外のコミュニケーションツールのことを指しています。つまり、現行では

①clubhouseアプリを中心として、
②Twitter、
③Instagram、
④LINE(オープンチャット)、
⑤note、

が少なくとも使われています。

clubhouseアプリは、たいへん優れたコミュニケーションツールではありますが、いかんせん音声ベースであるため、「言いっ放し」「聴きっ放し」という陥穽があります。どうしても、連絡や告知については、文字ベースのTwitterやInstagramを頼らざるを得ません。

そこでこの程、LINEでのオープンチャットを開設した次第です。これについては、私が木曜に開設している「100分de名著を語ろう」ルームとも、相互の乗り入れを前提しています。

▼オープンチャット「読書の杜」


これらの諸ツールを、有機的に連関させて、より楽しく、有意義に会を運営していきたいと考えています。

2)そもそもなぜ、私が読書会という「戦略」を取っているのか

公称では、この読書会は、Zoomを使って2018年10月に発足させたとしています。コロナ禍で、多くの読書会がZoom等を使ってオンライン開催にシフトするより以前のことです。

しかしながら、実はそれよりも以前に、Skypeを使ったり、Twitterや読書メーター内でも散発的に実施してきたことがありました。「散発的」というのは、単に続かなかったということでが、一定以上の「熱量」をもって臨んでいたことだけは申し添えておきたいと思います。

なぜか。それは、ある「野望」めいたものを持っているからだとお答えしておきますね。

読書会は、主催していて、確かに「楽しい」です。しかし、私はその先に見据えているものがあります。得意気になって言うのですが、それは、人間関係の「質」が変わることによって、文化史・文明史的な変化を企てたいということです。

人と人とは、直接につながりあっているのでは「ない」と考えます。そこには、必ず「媒介」するものがあります。その媒介物を「共有」することで、人と人とはつながるものと私は考えます。

人間は、ある時期、ある地域では、「神」を媒介してつながりあってきたと思います。しかし、現在では圧倒的に「カネ」がその媒介物の玉座に鎮座しています。それの媒介物が変わることが、文化史レベルでの「変化」であるというようなことを、阿部謹也さんの著作から学びました(もしかすると、「誤読」であるかもしれませんが)。

文化史・文明史的な変化が希求されていることは、誰もが感づいていることだとは思います。私はそれを、人と人との「つながり方」が変わることで変化が起こるものと考えています。いや、つながり方を「変える」というべきかもしれません。

では、何を媒介として人と人とはつながり合うといいのか。まだ私も考えが熟しておらず、「直観」レベルでしかないのですが、それは「知(知識)」とか、「経験」であると考えています。何となれば、人が人に対して行える最大の貢献とは、「触発を与える」ことであると考えているのです。

知(識)や経験の共有を図り、相互に触発をし合う関係性へシフトすることはできないものか。できるのであれば、人は文化史・文明史レベルでの「変化」に立ち会うことになると、私は考えています。そのテコとなるのが、もしかすると「読書会」という営みであるのだと、半ば確信しているのだと申し上げて、この拙稿を結びたいと思います。お読みくださり、ありがとうございました。それではまた!







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