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赤ちゃんの泣き声、犬の吠え声、猫の鳴き声

ほぼすべての親が、赤ちゃんの「夜泣きに」に悩まされることから分かるように、赤ちゃんの泣き声は、決して愉快なものではない。
元気のなかった赤ちゃんがしっかり泣き始めたのを見て、「よかった、いいぞ、もっと泣け」と思うことはあるものの、基本的に泣き声は決して楽しいものではない。

赤ちゃんの泣き声を不快に感じるのは、泣き声を、犬の吠え声と同じく警報として受け取り、何らかのアクションを起こさずにはいられない系統が生き残り、それが私たちの祖先だから。
赤ちゃんの泣き声や犬の吠え声を聞いてもなんとも思わず無視するような系統は、早々に淘汰されたということ。

いっぽうで、猫の鳴き声が不快でないのは、猫が鳴いているのを無視しても生き残れたから。

快・不快には意味がある、というのとは少し違う。
そう感じる系統が太古の昔には生存に有利で生き残ってきた、のだと思う。そして、その有利さが現代の人類には無意味になってしまって、いろいろな問題が発生するのだろう。

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