医療少年院→発達障害や知的障害を持ち非行に走った少年たちを矯正する施設で、三重県にある。ほぼすべての種類の非行や犯罪を行った少年らが鉄格子の奥に収容されているが、大体は挨拶もできて雰囲気も悪くない。しかしなかには共感に従わず粗暴な子もあり、いったん下手で暴れ始めると非常ベルが鳴り、50人いる職員が全員そこに駆け付けて少年を押さえつけて制圧し、トイレのみの保護室に入れられるといったことが週2回くらい起こる少年がいた。矯正施設には外部からの見学(保護司など)が多い。矯正施設に送られる前には少年鑑別所と家庭裁判所で詳細な調査がなされ、分厚い調書(事件詳細や家族背景や学校背景、生活歴や非行歴、医師の意見書、心理検査結果など)とともに少年院に送致される。

少年鑑別所とは→家庭裁判所の求めに応じて対象者を鑑別し、収容される者に支援する。非行等に影響を与えた環境上の問題などの事情を明らかにし改善する指針を示す。

少年院には非行少女が収容される女子少年院もある。少年院経験者の再入院率は高く、成人になるとかなりの割合で刑務所に入る。

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