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子供の頃から本の虫

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子供の頃の読書体験や大好きだった絵本や本について書いています。
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ものぐさトミー

ものぐさトミー

久しぶりに子供の頃に読んだ本です。
わりと人気の絵本のようなので、読んだことがある方も多いかな?
こちら。

トミー・ナマケンボ(ネーミングセンスよ😆)は電気じかけの家に住むとってもものぐさな男の子です。
どのぐらいものぐさかというと、何にもしなくても全部やってくれる機械にお世話されているのです。
朝日が昇って窓辺が暖まってくると、ベットが自動的に持ち上がり、頭からスポンと寝巻きを脱がせてくれて

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居場所って大事。

居場所って大事。

本日もほるぷ出版の絶版の絵本からご紹介〜。
ゾウが主役の2冊で、少し似た感じのお話です。
どちらも絵がすごーくかわいくて、大好きだった絵本。内容は今でも通じるというか、むしろ今の方がマッチしそうなものなので、これも復刻してくれないかなあと思ったり。
1冊目はこちら。

ちいさいちいさい、ねずみほどの大きさしかない若草色のゾウは、他の灰色の大きなゾウたちに、お前はきっと風に吹かれて海の向こうの土地か

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アーチボルドのほっぺた

アーチボルドのほっぺた

最近子供の頃に読んだ本が絵本づいておりますが、本日も絵本。

この絵本は色使いがすごく素敵な絵で、このちょっと太っちょな男の子のフォルムも含めて大好きでした。
アーチボルドという男の子が主人公なんですが、アーチボルドはとってもなまけもの。おうちが大好きで、外の世界にちっとも興味がない男の子です。ところがアーチボルドのほっぺたは、アーチボルドと違って好奇心旺盛で、外の世界を冒険したくてたまらないんで

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魔女の本棚

魔女の本棚

さてさて、すっかり魔女キャラが定着してきたうちの母ですが(笑)、本日はそんな母の本棚の思い出を。
我が家は古い昔からの農家の家、という感じの建物でしたので、しきりはほぼ襖と障子、なんと言えばいいのか、部屋のぐるりを廊下と縁側で囲まれているような造りでした。子供用の本棚は、縁側に2つ、子供部屋になっていた部屋にスチール本棚が2つ。
応接間的な洋間に両親の全集系がドーンと並び、両親の部屋になっていた2

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どこかなどこかな?

どこかなどこかな?

さてさて。本日も絵本のご紹介。
これも残念ながら絶版なんですが、線描のイラストがとっても素敵な一冊です。
こちら。

イヌとネコが骨の取り合いをしているんですが、イヌが寝ている間にネコが骨を隠してしまいます。
骨を隠されたことに気づいたイヌは、ネコのやつめ!ということでネコを探すんですが、ネコが上手に隠れるのでなかなか見つからないというお話。
ストーリーはそんなになくて、絵の中に隠れたネコを探すの

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大変だけど楽しくもある。

大変だけど楽しくもある。

最近スランプ気味の本の虫です。
なかなか感想がまとまらず、迷宮入りしている下書きが溜まっています(笑)。
すぐに感想を書ける本と、何度もしがまないとかけない本ってあるんですけど、最近どうもこのしがむ系の本に当たってまして。
今日もいい加減、1番の思い出の本、『はてしない物語』のことを書こうと思っていたのですが、これまた思い入れが深い分まとまらないったらありゃしません(笑)。
そんなわけで急遽方向転

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おおかみなんてだーいすき

おおかみなんてだーいすき

昨日の抜歯ついでに思い出した絵本があります。
こちら。

食われそうになっているのにこのウサギの呑気な顔が印象的な表紙ですが、なんでしょう、子供むけのラブコメみたいな話です。
まずこのウサギがですね、ド天然です。オオカミが食ってやろうとずーっとつけ狙ってるんですが、ことごとくその天然さでフラグをへし折っていきます。自分を食おうとしてる相手を手料理でもてなすという。
記憶がだいぶ曖昧になっているんで

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コワリョフだんなのは〜なっ♪

コワリョフだんなのは〜なっ♪

子供の頃に読んだ本、本日はこちら。

『外套』の方ではなく、『鼻』の方。
タイトルでピンとこられた方がおられると嬉しいんですが、NHKの人形劇でやっていたんです。
パンの中から逃げ出したコワリョフ旦那の鼻が出てくるという、全く訳のわからない始まり方をするこのお話。鼻が逃げたりオシャレして街を歩いたりモテモテだったりと、本当によくわからない展開で、鼻のないコワリョフ旦那が鼻を追っかけるというお話。て

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船乗りクプクプの冒険

船乗りクプクプの冒険

さてさて、復活してから笑える本の話が続いていますが、今日も懲りずに笑える本。

何歳ぐらいで読んだかなあ。多分小3あたりです。母からのオススメで読みました。
北杜夫は私の中では不思議な作家さんで、作品によって雰囲気が全然違いますよね。たとえば遠藤周作なんかも、狐狸庵先生シリーズなんかではとってもユーモラスですが、それでも遠藤周作らしさがあります。北杜夫はうまく言えませんが、ん?同じ人が書いたの?と

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空とぶ大どろぼう

空とぶ大どろぼう

さて本日は、実家で見つけて、あ〜これ忘れてた!と思い出した本です。読み返す暇がなかったので、うろ覚えで書いてしまいます💦あしからず。

これはシリーズもので、本当は『空とぶ大どろぼう』という作品がこの前にあるんですが、なぜか実家にはこの2作目しかなかった💦
1作目もあったはずなんだけどなあ。どこにいってしまったやら。
この作品はちょっと『大どろぼうホッツェンプロッツ』に似ていて、ちょっとまぬけ

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トリフィドの日

トリフィドの日

さて、昨日感想をアップした本を読んでいて、思い出した本があります。
トウモロコシは宇宙人にもらった植物だという都市伝説があるぐらい謎な植物だ、というところで、そういえば昔、謎の植物に侵略されるSFを読んだなぁと思い、遠い記憶を一生懸命引っ張り出して、タイトルを思い出しました。
それがこちら。

私が読んだのは、ハヤカワ・SF・シリーズだったと思います。文庫のサイズ感とか装丁じゃなかったと思うんです

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レベッカ

レベッカ

さてさて本日はイギリスのゴシックサスペンス、『レベッカ』。

いつ頃読んだかなあ、中学生にはなってなかったような。そのあたりの記憶が曖昧です。ミュージカルも人気ですし、ヒッチコックの映画も名作で、ゴシックサスペンスとしては定番の小説ですよね。
あらすじはこんな感じ。

読んだ時期は覚えてないんですが、この小説を読んでみたいと思った理由は覚えてます。
一条ゆかりの短編漫画がいくつか入ったコミック、『

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図書室に置いてほしいマンガ

図書室に置いてほしいマンガ

子供の頃に読んだ本のことを書いていますが、もちろんマンガもたくさん読みました。
以前も樹なつみさんの『OZ』のことを書きましたが、本日もマンガのことを。

最初は姉が買っていた『りぼん』が始まりかな?その後『なかよし』も買ってもらうようになり、姉が中学に入ってからは友達から借りてくる『マーガレット』なんかも。
このあたりはThe 少女漫画、という感じで恋愛ものが多かった印象。その後親戚のお姉さんが

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子鹿物語

子鹿物語

この頃は脱線ばかりですみません😅
本日はちゃんと子供の頃に読んだ本です。
こちら。

これもNHKのアニメだったかな?アニメから入って原作を読んだクチです。
子供向けとはいえわりとヘビーな内容です。
豊かですが厳しいフロリダの自然の中で、開墾生活を送るバクスター家の親子。ある日狩りの途中で父・ペニーがガラガラヘビに噛まれてしまいます。とっさに近くにいた鹿を撃ち殺し、その肝臓を使ってガラガラヘビの

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