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おばちゃんがんばりました。

さてさて。14日の夜から仕事帰りにそのまま実家に帰省しまして、今日帰ってきました。
以前つねたさんにご相談した、小学生2人の読書感想文の面倒を見るというミッション付きのお盆の帰省でございます。

なんということでしょう!

人 権 作 文 が 増 え て い る !!

聞いてない、聞いてないよ!去年までお兄ちゃん書いてなかったんじゃないの?
どうやら1、2年生の時もあったらしいのですが、それはなんとか妹が見ていたようです。
今年は、「2人分は厳しいからよろしく💕」だそうです……。

若干この時点で白目を剥きかけた私ですが、幸いにというかなんというか、15日は台風直撃、外遊びの誘惑は回避されたので、この日に最悪でも片方は終わらせたい。
事前に読んだ本を聞いていて、私が読んだことのある本だったので、つねたさん伝授の書く前メモを、本の内容に沿った形にアレンジして宿題として出していました(マジで!ありがとうございます!)。
姪っ子はけっこうちゃんと書けていて、順番を振ってあげて、段落を分けてあげたらそのまま清書にいけるレベル!素晴らしい!1年生なのにもう独り立ちできそう。おばちゃん感動です。
ところがですよ。甥っ子の方が……。良く言えば男子丸出し、悪く言うとお前真面目に考えたか、というメモが……。仕方ないので改めて口頭でインタビューしながら下書き、そして清書となりました。
身バレはないだろうと思うので、書いちゃうと、私が子供の頃の本の思い出記事で書いたこともある、『しろいあしあと』(姪っ子)と『空とぶ大どろぼう おっとしつれい』(甥っ子)だったんです。

甥っ子に出した課題
大どろぼうマヌケンはどんなどろぼう?
マヌケンは何をぬすんだの?
マヌケンにそれをぬすまれて町はどうなった?
〇〇(甥っ子)がそれをぬすまれたらどうなるかな?
少年探偵の男の子たちがでてくるけど、どんな子?おともだちになれそうかな?
もしおともだちだったら何して遊ぶ?
〇〇も少年探偵やってみたい?
もし少年探偵だったらどんなことをして解決する?
最後に、町の大人たちはおもしろい解決をするけど、それはどう思った?〇〇ならどうする?

という物でした。
甥っ子の答えは……何がしたいんかわからんどろぼう、これはまだ良しとしましょう。筋を追う質問には答えられていたんですが、自分が盗まれたら、というと、どうもせん、とか、友達にはならんなあ、とか、おばちゃんちょっと頭抱えました。素直な感想なので尊重はしてやりたいけど、3年生のノルマ、400字詰め3枚に足りそうにない😢仕方ないので引き伸ばせそうなところをもう少しインタビューしてなんとかノルマクリアしたものの、やってる最中に、順調だからと相手をしてあげられなかった姪っ子が拗ねるというハプニングも。
やはり子供というのは難しいですねえ。というか、甥っ子、完全に妹似だわ(笑)。読むのは嫌いじゃないけど、感想はなんでも面白かった、面白くなかったの2択なんだよなあ。
甥っ子はまた途中で集中が切れて溶けました(笑)。最終的には自分で頑張らんかったら、おばちゃんが大人の本気出したレポート書いてまうで、それ持っていくしかなくなるで、と脅しました。良くないなあ、これほんとに良くないことをしました。
妹が悪ノリしてどんなんできそう?とか聞いてくるから、『児童文学におけるブラザーフッド〜少年の成長譚としての冒険小説』でどうや、と言っておきました。ちゃんと考えて書いたら面白そうではあります。
おばちゃんが書いてくれたら楽、書いてよ〜を封じるためにはおばちゃんに書かせたら碌なことにならないということを刷り込んでおかないと、自分でやらなくなっちゃいますからね、難しいところです。

そして残った人権作文。テーマをわけると面倒になりそうだったし、今の小学校でどんな指導をしているのか全くわからないのでテーマに困りました。
まだ昭和だった私の頃は、同和問題も道徳の時間にやってましたし、8月というと子供向けの戦争特番を母が必ず見せていました(NHKの『戦争を知っていますか』)ので、例えば戦時における中国人、朝鮮人差別や疎開児童のいじめ、被爆者への差別なども触れられていて、人権作文というとその辺りで書くのが定番でしたが、どうもそういうことは知らないっぽい。
そういうわけで、漠然とし過ぎていたかもしれませんが、自分と違うな、と思う子と仲良くするにはどうしたらいいか、というテーマにしました。
姪っ子の方は、こちらから色々投げかけると、好きなことの言い合いっこをしてみる、すぐ仲良くなれなくても、もし同じ好きなことがあったら仲良くなれるかもしれない、と考えてくれて、それをそのまま書かせたらなかなかいい作文が仕上がりました。姪っ子好き。才能ある。
甥っ子の方は、そもそも仲良くせなあかんの?とか、気が合わんのと自分と違うのは違くない?とかなかなか深いことを言うんですが、なかなか思考がつながらないようで、言語化が難しい。惜しい、思考力はけっこういいとこ行ってるのに、突き詰めようとすると集中力がもたない。あと、書くってことがそもそも嫌みたいですねえ。
それでもどうにかこうにか形にして、作文の宿題は終了!
自由研究や工作は甥っ子の方が得意なようなので、その辺りも妹の血だなあ、と思いました。
人権作文もつねたさんに聞いておけばよかった😅
来年は1人でする?と訊くと2人ともやだーという元気のよいお答え。甥っ子、漫画は好きでワンピースとかは熱心に読んでいるので、もっとわかりやすく冒険して戦う話の方がいいのかもしれません。古典ですが、『十五少年漂流記』とか『ロビン・フッド』とか『宝島』とかを薦めればよかったかなあ。

そんなわけでおばちゃん、がんばりました!
最後に、つねたさん、本当に本当にほんっとうにありがとうございました!!

  

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