見出し画像

色々バグりがち。

ひろうすさんの、本の虫3姉妹と本の魔女シリーズ、新作きました!

本の虫3姉妹と本の魔女9|ひろうす #note

今回はサンジョことサンダイチがかわいい💕ドクショロクも家政婦姿似合ってますねえ。いつもしっかりもののチョージョがちょっと情けなさげな警部というのもまたいいですね!
そしてジジョが(笑)。どんどんヤバいキャラに🤣とうとう今回は怪しい取引をして魂を抜いてしまうという、妖怪キャラに拍車がかかっております!
今夏、苦手だとおっしゃっている皆様をホラーに引きずりこむ妖怪と化しておりますが……、うふふ、またヤバいの見つけてしまいました。
こちら。

作家の私のもとに、死んだはずの担当編集者から不思議なメールが届いた。
意識不明の時に三人の女が“お迎え”に来たというもので、一人目と二人目は亡くなった親族、三人目は誰だか分からないという。
その後、「とんでもない正体が分かった」「三人目の女が、先生のところに現れませんように」という言葉を残して連絡は途切れ……。
三人目の女とは誰なのか? 連続する不審死は、その女が関わっているのか?
とてつもない絶望と衝撃に襲われるラストまでページを捲る手が止まらない、精緻にして大胆な長編ミステリ!

Amazon商品ページより

これはね、がっつり怖かったですよ。
真梨幸子さんお得意の、読者を混乱させる書き口といい、不気味なネタが小出しにされていくところといい、そりゃもう一気読みの怖さです(笑)。怖いのに一気読みなんかーいという話ではありますが、そこはまあ、真梨幸子さんが凄いということで。
これについては一つだけ文句がありまして、実はリンクを貼っているものの、私自身は図書館で借りて読みました。
私が行く図書館は低めの書架の上に、司書さんオススメの本が面陳されているんですが、なぜだかこの本はエッセイコーナーの棚に面陳されていたんです。ほうほう、あんなぶっ飛んだ話ばかり書かれるイヤミスの女王のエッセイ、それは気になる!表紙もなんだか不穏でいい!、と中身も見ずに借りてきたらですね、小説やないか……。そしてホラーやないか!
そういう心づもりがあってホラーを読むのと、まるで違う気分で読むのとじゃ怖さかわってくるんですよね〜。司書さん、面白い本には出会えたけど、コーナー間違いはやめてぇぇ!
とあるマンションでの怪奇現象、狗神、不穏な構造の社屋を建てた出版社、そんな道具立てに興味のある方はぜひ(笑)。

それはそれとして、タイトルにしている件なんですが、色々コメントくださっている方の記事を拝見したりしているうちに、どうも私の怖さメーターがバグっている気がしてきました。小説に関してだけではありますが。
というか、本に関しては色々バグりがち(笑)。
怖い怖くないもそうですが、例えばですけど、服や靴や雑貨だったり調理器具だったりって、そんなに高いものでなくても、うーん、これほんとにいるかな?とか、ちょっと贅沢かなあとか、似たようなのがあるとか使ってないのがあるとか、色々考えて買うんですが、本屋行くと、これ面白そう、これも面白そう、あー!これ前から読みたかったやつ!となって気づくとけっこう買っちゃってる。積読が山ほどあるのに。私の理性はどこへ……。という金銭感覚バグ。なんなら服買う時にうっかりハードカバー何冊買えるとか頭をよぎることもあります(笑)。
図書館に行ったらもっとひどいですねえ。タダですからね、なんたって。予約してたりもするのに、あ、これ入ってるやん、お、これこの間ほんタメで見て読みたくなったやつ、とかドカドカ書架から抜いていって、気がつけば腕が伸び切るほど抱えていることも。2週間でそんなに読めんやろー!と自分で自分にツッコミをいれて、隅っこのソファー席で厳選タイムが始まるのですが、削れねえ……。よくよく考えればですよ、本は逃げません。また来た時に借りればいい話。でも出会った時に連れて帰りたい……。はい、ここでも自分の読む能力に対する見積もりがバグっております。最終的に6、7冊まで泣く泣く削りますが、次回行った時に棚になかったら、やっぱり借りときゃよかった〜!と心の中で叫んでおります。
旅行や実家帰省もバグります。せっかく家事もなくゆっくりできるんだから〜と5冊ほど荷物を重くしてまで持ち歩く癖が。ゆっくりったっって、旅行なら遊ぶし、実家なら子供達とわちゃわちゃするし、5冊も読む暇あるわけないだろう、と冷静になればわかるのに、ふと気がつくと詰めている。
なんなら積読もバグってます。小さい積読用本棚を作るほど積んでいるくせに、消化していくうちに棚をみて、減ってしまった……と思い補充するという。おいぃぃ!減らすために読んどるんやろが〜!
以前ひろうすさんにイラスト化していただきましたが、オススメを聞かれた時の理性の飛び具合もバグと言えばバグなのかもしれません。
あと白状してしまうと、500ページぐらいだとそんなに長編大作だと思ってなかったり……。これはけっこうドン引きされるので初告白です。京極のレンガ本も、いや、上下巻が1冊になってると思ったらそんなもんやろ、などと思っております……。ちなみにですが、山崎豊子の『白い巨塔』とかも、今の新潮文庫で買うと5冊ぐらいだと思うんですが、魔女の蔵書で読んだ旧版の新潮文庫では3冊だったので、そんな超大作でもないという認識だったりします💦
今ちらっと確認したら、京極堂の中でも結構な厚みの『絡新婦の理』、これ1番好きなやつなんですが、本編で1400ページ弱でした。若い時は読むスピードが速かったのもあって……1日で読みました……。
そんなバグり具合もあって、史さんにそれぞれが1000ページ越えの『風紋』と『晩鐘』をセットでオススメしてしまうという鬼畜の所業を……💦💦💦
いやまあ、これは自分の世話以外することがなかった時の話ですので一気読みができてたんであって、今はさすがに。でも続きが気になるからと手ぬきご飯になることはあります🤣

そんなこんなで思い返せば思い返すほど、自分が色々バグっていることに気づいてしまいました😅
ネタ提供回と思っていただければ幸いですが、ドン引きしないでいただけるとありがたいです!

この記事が参加している募集

note感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?