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やりたいことを「口に出す」って凄いんだ、と最近よく思う。

#わたしの旅行記

原付バイクで日本一周に出たことがある。それから15年が経った。その後も、乗り物を変えて、九州を走り回ったり、北海道を走り回ったりしてきた。家族ができてからは、その手のたぐいの、乱暴な「旅」は諦めていた。

しかし、沢木耕太郎さんの「旅する力 深夜特急ノート」を読んでひどく感動し、この夏、無理矢理、家族4人で九州一周自動車旅行に出た。「旅に教科書は無い。自身の教科書を作り上げるしか無い。」というようなことが書いてあったのを覚えている。三十代には、三十代を適齢とする「旅」というものがあるわけだ。

ちなみに愛車の原付は帰宅したら動かなくなってしまった

話は急に変わるが、最近、SNS上だけでなく、いたるところで「本屋をやってみたい」と口に出している。「口に出してしまっている」「口から出てしまう」という言い方のほうが、正しいのかもしれない。家族、友人、仲間、初めてお会いした方々…全員の前でわたしは「本屋になりたいおじさん」を演っている。

本屋開業について何のノウハウも経験もないくせに、そうやって口に出していると不思議なもので、自然とそういう縁や流れのようなものが生まれる。スピリチュアルな話ではない。こればかりは縁と、タイミングと、お金と、時間と、健康と…その他諸々が重なり合った上での繊細なものなので、まだはっきりとは言えないが、確実に「口に出す前」の頃より、本屋への階段を数段駆け上がり始めている。やりたいことを「口に出す」って凄いんだ、と最近よく思う。

だからどんどん、口に出していこうと思う。モノにはタイミングがあるんだよと言われてしまうかもしれないが、いいや、やりたいことをどんどん口に出していこうと思う。

礼文島

さあ、口に出すぞ。言葉にするぞ。ここからは、わたしの妄想だ。
実店舗の本屋経営をしながら、非常勤講師として小学校で働く。そうなると、8月の夏休み中は講師としての勤務が無い。(当然、給料もないが…)そこで、その期間だけ、移動本屋として、毎年旅に出る。2週間位で十分だ。旅先で古本を買い集め、それをまた次の場所で売る。「日本を旅する本屋さん」

SNSでその様子を発信する。宮崎で買い取った本が、岡山で売れていく。礼文島で買い取った本が、利尻島で売れていく。「なんと!わたしが売った本が、波照間島で売れた!」その感動が伝わるように、発信する。日本中の人と人を、本で繋いで旅をする。旅する本屋であり、本そのものが旅をする。嗚呼…楽しい…。

docket store(ドケットストア)さん

日本を旅する文具店」。
大阪に実店舗がある、docket store(ドケットストア)さん。各務原のカクカクブックスさんによるイベントで、出会うことができた。

思いっきりドケットストアさんの真似である。妄想だから自由だぞ。こうやって、自分のお店を日本中の人に知ってもらったり、ファンになってもらったり…という方法には、旅好き本屋志望者としては、とても憧れてしまう。いいよなぁ~。

波照間島

そして!旅から帰ってきたら、その旅日記を本にするんだ。さらに、それを自分の店で売るんだ。それは仕事なのか?趣味なのか?そんなことをしながら生きていけたら、なんていい人生でしょう。ゴールだ、ゴール。

その気になれば外国だってね
これは昔のパリで見つけたジュンク堂

…と、勢いで乱暴に書いてしまったこのnote。この記事を将来自分で引用して、「こんな戯言を言っておりましたが、叶えてしまいました」な~んて言っちゃうそんな日が、来ることを願いながら地道に生きていこうと思う。

以上、 #わたしの妄想旅行記


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