どうして本って捨てられないんだろう
かれこれ6カ月もの間、大量の本とずっと葛藤している。父の一周忌が過ぎ、手付かずだった亡き人の書斎を片付けようと日々、本と、父の過去と、向き合うことになって思うことは、ただの物(実際には紙の束)とはいえ、多くの人の気持ちが詰まったものを手放すということは、それ相応のエネルギーを要するということ。書物は、その中に文章を書いた人、作って世に出した人、それらを見つけ持ち続けた父、受け継ぐことになった私、とたくさんの人のご縁に引き合わせられてここに存在しているから、それ全部を放り出すの