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興正寺 愛知県名古屋市

中門をくぐると大仏と五重塔が目の前に。
迫力があって見惚れました。
境内の紅葉が景観を華やかで落ち着いた感じに仕上げていました。

 興正寺は、貞享年間に高野山の僧天瑞円照が開基し、尾張藩主徳川光友の帰依を受けて堂宇を建立した。境内は東山と西山からなり、西山には南から総門、中門、五重塔、本堂が一列に並んで建つ。
総間3.94mとやや小規模で、初重には縁を設けない。二重と四重には跳高欄、三重と五重には擬宝珠高欄を置く。内部は、心柱を心礎上に建て、初重を土間床とし、折上格天井(てんじょう)を張る。心柱に穴を穿って大日如来像を安置するほか、心柱の四面に仏壇を設け、金剛界四仏を祀る。
 塔身が細長くて相輪が短い比例は近世の特色をよく表わすが、総体に装飾が少く、おとなしい和様でまとめられている。心柱を心礎上に立て、床を土間とした初重内部の造りや、組上げ構造などにも古風なところがあり、江戸時代末期の塔としては珍らしく重要な遺構である。

訪問日 2022-12-08
ふりがな こうしょうじ
種別 重要文化財(五重塔)
年代 文化5年/1808年
現状 寺院
駐車場 あり(有料)
トイレ あり
料金 無料
所有者 興正寺
所在地 愛知県名古屋市昭和区八事本町78 地図
緯度経度 35.1398,136.9624
文化庁サイト https://kunishitei.bunka.go.jp/heritage/detail/102/1190

参考
文化庁 国指定文化財等データベース

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