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2022年グラミー賞生ブログ#7

さて続いては最優秀R&Bアルバムの発表。黒人ドラッグ・クイーンのビリー・ポーターが登場して発表した受賞者は…おお何と!ジョン・バティストH.E.R.かと思われてたこの部門、3回目にして初の受賞となったジャスミン・サリヴァンの『Heaux Tales』でした。これまで評価高かったのになかなかスポットライトを浴びることが少なかった彼女の受賞は良かったなあ、と思ったね。そして続いては屋外ステージにカメラが写って、今回最優秀ブルーグラスアルバム部門にノミネートされている、天才ギタリストのビリー・ストリングスのライブが始まったところで、カメラは再びWOWOWのスタジオに。先程のジャスミン・サリヴァンの受賞を称えるジョン・カビラが、ジャスミンが最優秀R&Bパフォーマンス部門で、シルク・ソニックとのタイで受賞してることも紹介。受賞スピーチが女性エンパワーメントの内容だったことも好感度大というようなコメントもしてました。そしてもちろんレディ・ガガのパフォーマンスも絶賛。

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次は昨年亡くなったミュージカル曲作者のレジェンド、スティーヴン・ソンダイムの追悼パフォーマンス。ベン・プラット、レスリー・オドムJr‥、レイチェル・ゼグラーといったミュージカルの大スター達が共演するらしくなかなか楽しみです。カメラはまた一旦屋外のビリー・ストリングスのパフォーマンスに戻ってちょうど「Hide & Seek」の演奏を終わろうというところ。この屋外ステージの演奏をフルで見せない、というのはWOWOWの構成なんだろうか。観たいやつもあるのにちょっとフラストレーションたまるね。さてカメラは会場内に戻って、トレヴァーが紹介したのは、ジャレッド・レト。紹介するのは最優秀ポップ・ボーカル・アルバム。紹介前のスピーチで、デヴィッド・ボウイの「これからどこにいくかは判らないけど、絶対退屈させないぜ」という言葉を引用したりして、なかなかクールなプレゼンだね。そして受賞者は…おお、ここもジャスティン・ビーバービリー・アイリッシュ、アリアナを抑えてオリヴィア・ロドリゴ取ったねえ。

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次にトレヴァーが紹介したのはテイラー・ホーキンスの最後のアルゼンチンでのライブの映像を交えて、まずテイラー・ホーキンスの追悼コメントと、そこから、物故者達を紹介するコーナーへ。昨年亡くなった、マリリン・バーグマン、プロコル・ハルムゲイリー・ブルッカーなどの映像をバックに登場したのはベン・プラット。このセグメントは、WOWOWスタジオで紹介のあったスティーヴン・ソンダイムの楽曲を先程名前の出たミュージカルスターたちが歌って追悼する、という企画のようです。その間にも次々に映し出さえれる物故者In Memoriamの映像。チャーリー・ワッツ、ミート・ローフ。シンシア・エリヴォが登場してレスリー・オドムJr.と歌うのはあの1976年のソング・オブ・ジ・イヤー受賞曲「Send In The Clowns」。ロニー・スペクター、ヤング・ドルフ、ナンシー・グリフィスらの物故者の映像。そしてアル・シュミット!そこへ赤いドレスに身を包んだレイチェル・ゼグラーが登場、「Send In The Clowns」にかぶせて『ウェスト・サイド・ストーリー』の「Somewhere」を熱唱。B.J.トーマス、DMX、ロニー・ウィルソン、マイケル・ネスミス、ジェイムス・エムトゥーメイ、トム・T・ホール。こうやってみると昨年はいろんな分野のレジェンド達が亡くなったんだなあ。テイラーも含めて、偉大なアーティスト・業界人の皆さんの冥福を改めて祈ります。

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