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2024年グラミー賞生ブログ #3

さあ次に登場するパフォーマンスはビリー・アイリッシュ。パフォーマンス前にトレヴァーがインタビューするのは、そのビリーのご両親。このなかなかインティミットな演出、今年のグラミーはちょっとしっとり目の演出を随所に散りばめていて、いつもと違う感じなの、いい感じですね。一方ステージではちょっとバービーを意識してるのか、ピンクのセーターにゴールドラメのガウンを羽織ってピンクのスカーフを被ったビリーが、お兄ちゃんのフィニアスのピアノだけをバックに「What Was I Made For?」を感情たっぷりに歌うのはやはりグッと来るね。ウェイフェラーっぽいサングラスを外すと、2人を取り囲んで弦楽四重奏の女性ミュージシャン達がストリングスをこの曲に加えているのに気が付いた。本当に感情を込めて歌うビリーの今日の髪の毛は真紅。いやあ素晴らしいなあ。当然場内スタンディング・オベーションだね。マーク・ロンソンも、ジャネル・モネイも拍手してます。

さて次は最優秀カントリー・アルバム部門の発表みたいです。スタジオで何故かジョン・カビラブラザーズ・オズボーンのアルバムがイーグルスみたい、とやたら持ち上げるコメントなのはまさか受賞の伏線じゃないだろうね。当然ながらモーガン野郎ザック・ブライアンにも触れて、WOWOWの放送でここまでカントリー掘り下げるのも珍しいね。自分はこの部門は絶対ザックに取って欲しいから頼むで!って感じです。と、その前に会場ではトレヴァーが「さあ今年はグラミー66歳だよ!次の大統領よりも若いよ!」とまたまた小ネタで笑わせながら、紹介するのは、マイリーのパフォーマンス。「Flowers」のあのMVをモチーフにした、マイリーがこの歌のことを語るビデオの後、ステージに登場したマイリー。昨年他界してしまったティナ・ターナーを思わせるシースルーのブルーのビキニドレスにその結構ムキムキのボディを包んだマイリー、堂々としてるなあ。女性のエンパワーメントのメッセージも含まれてるこの曲が大ヒットになっったってのは彼女の自信にもなったんだろうな。観客ではマイリーの歌に合わせて体を動かすジョン・レジェンド、カイリー・ミノーグ(おお!受賞おめでとう)。そして歌の途中で「あたし、初めてのグラミー取ったよ!」と叫ぶマイリー、微笑ましいね。歌の最後にはマイク・スタンドをステージに投げつけて颯爽とステージを去るマイリー、なかなかクール。

次にトレヴァーが紹介したのはおお、ケイシー・マスグレイヴスだ!この授賞式の前に、ザックとの「I Remember Everything」が最優秀カントリー・ディオ/グループ・パフォーマンスを受賞した彼女が(パチパチパチ)紹介するのは、最優秀カントリー・アルバム。さあザック、この部門もガッツリ取るのか!えええええ!何とレイニー・ウィルソン『Bell Bottom Country』かあ。いやいやレイニーだってグラミーに冷遇されてきたし(新人賞部門でガン無視された)、このアルバムもカントリー界の各賞を受賞してるから、資格的には全く問題なしなんだけど、ザックにはもう一つ取ってほしかったなあ。でも受賞スピーチで頬を紅潮させて、ファン、イエス・キリストに感謝するレイニー、農家の5世代目だという自分の出自を話しながら自分のキャリアにプライドを感じさせる様子が良かったねえ。


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