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ただの中学生がマジシャンを目指した話

こんにちは!
前回の投稿で近藤君にご紹介頂きました、現在大学2年生のキョウイチと申します!
近藤君が完璧に説明して頂いたとおりで、僕は予備校で講師をしながら、BORDER FREEでも活動しており、この投稿も一人旅をしに新幹線に乗っている中で書いているほど、旅行が趣味になっています。

さて、僕が投稿する際何の内容にしようか非常に悩んでいたのですが、今まで他のメンバーが教育に関連することを投稿していた為、少し趣旨を変えて、僕の特技についての経験談を書こうかなと考えました。
僕はダーツや学食研究、書道等が特技としてありますが、その一つである「マジック」について、お話しさせて頂ければと思います。
多分この投稿を見た初めましての方は「何言ってんだ、こいつ」って思うかもしれませんが、温かい目で読んで下さると幸いです。


1.マジックとの出会い(アニメ)編(中2)

厳密なマジックとの出会いは中学3年生なのですが、それまでに少し色々あったので、まずは中学2年生の時からお話しします。
さっそくですが、皆さんは「中二病」にかかったことはありますか?
残念ながら、僕は中学2年生の時絶賛「中二病」にかかっていました。世間一般で考えられるかっこよさと、自分の価値基準を完全にはき違えていました。
そんなよく分からない、山の上で永遠と短距離走の走り込みをしていた、中学2年生の時テレビをたまたまつけたら、「HUNTER×HUNTER」というアニメがやっていまして、この時期の僕に衝撃を与えました。登場人物でヒソカというキャラクターが相手を倒す為、武器でトランプを使うのですが、そのシーンが「中二病」にかかっている僕には非常に魅力的に感じられたのです。

(引用:HUNTER×HUNTER 2巻10P/冨樫義博)
こんな感じでトランプを操るヒソカに密かに憧れを抱いた中2

その為、僕は「これ出来たらマジですごくね??」と思い、家にあるトランプを持ち出し、練習してみたのですが、全く出来ませんでした。笑 
というのも、僕はもともと不器用で、はさみで紙をうまく切れない系男子でした。思い返すと意味が分かりません。(今はさすがに切れますよ!笑)
そんな僕ですから、友達とトランプでゲームした際カードを混ぜることがあったのですが、全然うまく混ぜれません。ですのでヒソカのようにカードを操ることなど無理に等しい芸当でした。結果、トランプを家から引っ張り出して、戻したのはものの数分の出来事です。

2.マジックとの出会い(現実)編(中3前期)

そんな中学2年生を終え、中二病も治り、3年生の時には高校に上がる準備の為、習い事で英会話の塾に行くことになりました。そこで初めて目の前でマジックを見ることになります。

ある日の授業中に先生と複数人の生徒でカードゲームをすることになりました。その時先生が「いまからマジックするから見てて」とおっしゃっていたので、僕達はそれを見ることになります。確か内容は選んだカードを生徒達が覚え、先生がそのカードを当てるといった、まあテレビでもよくある「カード当て」というやつですね。
ただしかし、そのマジックが僕の人生において大きな経験になったことは、この先の文章を読んで頂ければ、言うまでも無いということがお分かりになると思います。

僕は先生のマジックを見終わり、驚きと同時に、全くタネが分からない状況にいました。他の生徒達も同様です。先生は続けて同じマジックを再度やって頂いたのですが、それでも分かりません。この時は「ああ、タネ全然わかんないし、マジックすげ~!」といった印象でした。

少し時が流れ、3ヶ月後くらいにたまたま同じ先生と1対1で授業をすることになりました。その時も先生が前に見たマジックを再度実演して頂いたのですが、それでも全く分かりませんでした。その時、僕が一人だったからか、はたまた機嫌が良かったからなのか、そのマジックのタネを教えて頂いたのです!そのタネを聞き、僕は感動したことをよく覚えています。タネ自体は全く難しくなく、本当に誰でも実演できるマジックでした。
その簡単さにも関わらず、ここまで人を驚かせることが出来るなんて、マジックって、いやエンターテイメントって本当にすごい力を秘めているだなと感じたことが、今でもマジックをしている理由の1つです。

3.マジック練習編(中3後期~高1前期)

上記したマジックを見てからというもの、僕は再度トランプを家から引っ張りだし、ここから永遠に練習を始めます。不器用な僕でしたが、この時はそのことを言い訳せず、シャッフルやら技法やら本や動画を漁りつつ、様々な練習をしました。家にいたときはほぼトランプを触っていることが日常にもなりつつあり、勉強もあまりせずに永遠とマジックに明け暮れていました。(この時勉強しなかったことを僕は後になって非常に悔やんだので、この投稿を読んだ学生は是非勉強しましょう)

そんな練習漬けの日々を過ごしながら変化を少し感じられました。というのはヒソカの技が出来るようになったのです。あんなに不器用だった自分が成長できたことがただ嬉しかったです。
当たり前すぎて書くのも憚れるかなと思ったのですが、継続は重要であることを再度認識した瞬間でもあります。

4.マジック演技編(高1後期から高2)

そんな怒濤の日々を送りながら、ある程度マジックの基礎的な部分は出来たと感じ、ネットにも載っていた「あとは経験」に従って多くの人達にマジックを見せて、見せて、見せまくりました。

今振り返ると「わりとうまくいったんじゃね?」と思いましたが、実は何回か失敗しています。例えば、これは演技をしてみると分かるのですが、緊張で手が結構震えたり、ただただ僕の話がつまんない、野次に対応出来ないなどが挙げられます。思い出すだけで結構つらく、失敗した時相当へこんでました。見てくれた人は何も感じてないと思うのですが、わりとマジックが成功した時が多く、その反発で失敗した時メンタルがやられたからです。

その為「なんとかもっと上手くなりたい」と考えた僕は、駅前周辺にある椅子に座り、トランプを混ぜ続けるという奇行を課しました。
まあ普通に考えて僕が他人だったらちょっと近寄りづらさを感じますが、それくらいの事をしないとメンタルや技量が成長しないことに気づき、部活が終わってからよくやっていました。勿論端から見ている人は「なんかこいつヤバいやつだ!」と多分思い、見て見ぬフリをする人が大半でしたが、それでも「兄ちゃん、それすごいね」といって見てくださる人もいて、やってみてよかったなと今でも思っています。

僕が駅前でトランプ触っているイメージ図です。
確かに近寄りたくないかも!笑

5.マジック・趣味から特技へ編(高3~大2)

ここまで続いてきたマジックですが、ついに低迷期に入ります。理由は僕にとって重要な「大学受験」が始まります。僕は本当ーーーーーーに勉強せずいろんなことやっていたら、とんでもない成績をたたきだしていた為、「そろそろ本気でマジにならないとまずい」ということで一旦趣味とかもろもろやめて受験勉強しました。ちなみにこの時、「落ちたらマジでマジシャンやるか!」みたいな、ワケわかんない意気込みがあったのはよく覚えています。

ただ非常にありがたいことに、今通っている大学に拾って頂いたことで、幸か不幸かマジシャンを目指さず、現在はどこにでもいる「ただの大学生」として、特技でマジックを披露するようになった、というのが今までの経緯になります。
本当はもう少し本気で仕事としてマジックをしたかったのは確かですが、現在様々なことに手を出しすぎて取り組めていない為、落ち着いたら再度練習したいなと思っています。

6.まとめ・予告

以上で僕のマジックに関連する大体の内容をお話しできたのではないかと思います。この投稿を見てマジックやってみたいなと思った人がもしいれば、是非トランプ片手に練習してみてください。勿論マジックに限った話じゃないですよ!僕のように不器用でも、きっと適切な練習を繰り返せば、成果となって皆さん自身に返ってくるはずです!!

さて次回は僕が仕事で大変、本当に、めちゃくちゃお世話になっております、偉大な先輩である築地さんです。お楽しみに!

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