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「他人から学ぶ人であれ」代表・田口と考える新卒切符の使い方

「成長する人の共通点は何か?」
「新卒切符を使う上での考え方は?」

ボーダレスの若手メンバーが学生の時に聞きたかった質問に対してゲストに本音で答えてもらう #ぶっちゃけどうですか シリーズ。
今回のテーマは、「成長する学生の共通点」。

ボーダレス・ジャパン代表で、数多くのソーシャルビジネスを生み出し続けている田口が、学生さんの質問に直接お答えしました。


答えてくれた人:

田口一成(たぐっさん)
1980年生まれ、福岡県出身。早稲田大学在学中に米国ワシントン大学へビジネス留学。卒業後、㈱ミスミ(現・ミスミグループ本社)を経て、25歳で独立し、ボーダレス・ジャパンを創業。日経ビジネス「世界を動かす日本人50」、Forbes JAPAN「日本のインパクト・アントレプレナー35」、Newsweek「世界に貢献する日本人30」に選出された。著書に『9割の社会問題はビジネスで解決できる』(PHP研究所)がある。

※ボーダレスでは、あだ名文化が浸透しており普段からあだ名で呼び合っています

Q.たぐっさんはどんな学生だった?

ー最初に、学生時代の話を聞きたいです。たぐっさんはどんな学生でしたか?

たぐっさん:どこに行ってもアルバイト面接に落ちる学生でした(笑)。先輩が紹介してくれた仕事に就いても、ファミレスはわずか1週間、塾講師も半年でクビになるような学生でした。上下関係というものが好きではなかったせいか、目上の人から良く思われなかったんでしょうね。

18歳で社会課題解決に関心を抱き、20歳で休学しアメリカ・シアトルのワシントン大学にビジネス留学(IBPビジネス留学プログラム)しました。ところが、授業は難しい英語だらけで本当に勉強したい内容にたどりつきません。そこで自分で勝手にビジネスプランを書きはじめました。

アメリカ留学時代の田口

たぐっさん:当時、シアトルにはスターバックスの拠点があったり、タリーズコーヒーがあったりとカフェがとにかく増え始めていた時期でした。コーヒーが飲めなかった僕は、お茶をベースに商品を展開したらどうだろう?と考えました。「貧しい茶葉農家を助けられるかも知れない」という気持ちもありました。

そして、ビジネスプランを書いて、街中のカフェにアタックしたんです。すると、ある店のオーナーが受け入れてくれて、そこで働くようになりました。オーナーからは、店舗経営からお茶のブレンドまで色々なことを学びましたね。

ーボーダレスでは「とにかくやってみて、ダメなら別の道に進む」という考え方が大切にされていますよね。たぐっさんのルーツにもそれを感じることができました。

Q.成長する人の共通点とは?

ー今までたくさんの学生や社会人を見てきたと思いますが、成長する人の共通点はありますか?

たぐっさん:他人から学ぼうとする人、ですね。

ボーダレスは、中途ではなく新卒が中心となってソーシャルビジネスを生み出し、拡大してきました。約50人いるボーダレスの起業家は、その過半数が新卒1年目2年目で事業を立ち上げた人ですし、僕がつくった新規事業を率いている事業代表も新卒のメンバーが多いです。

たぐっさん:その中でも圧倒的に成長している人の共通点は、「自分の経験を超えてひとまず他人から学ぶ」スタンスをもっていることです。多くの人は、自分が経験していないことは素直に飲み込めないものですよね。

しかし自分を過信せず、まずは先にやっている人から学ぶことが大切です。オリジナリティは後から出せばいいと思います。

Q.新卒の具体的な成長エピソードとは?

ー新卒でボーダレスに入って「すごい成長だ!」とびっくりしたエピソードがあれば教えてください。

たぐっさん:これは、みんなそうです!

ボーダレスに新卒で入社した人は、1年間で全員がめちゃくちゃ成長していると思います。社会人経験のあるフェローや最近注力している中途採用の仲間が入ってきた時に「ボーダレスの新卒は、この若さでこんなに仕事ができるの!?」と、お世辞抜きにみんな驚いているんです。

例えば、Forbes「30 UNDER 30 ASIA」を受賞したアノサポのまさは、僕と座談会で対面したとき、前髪で目が隠れていてぼそぼそ喋っているような子でした。無国籍問題解決への志があるのに、すごく自信がなさげな雰囲気だったんです。

彼には「自信もてや!やりたいことをやろうよ!とりあえず入社前に前髪を切ってきなよ」と言いました。

そんな彼は、アノテーションサポートという会社を起業し無国籍問題解決に向けたビジネスを展開しています。昨年11月には、グッドデザイン賞も受賞し、芯の強さを行動で示してくれています。

アノサポ代表 河内将弘

Q.起業したい場合の最短距離は?

ー(参加者からの質問)途上国へいずれ行きたいと思っています。ビジネスについて学んでからがいいか、現地に行った後ビジネスをした方が良いか知りたいです。

たぐっさん:起業したいという気持ちが少しでもあるのであれば、最初にビジネスを学んだ方がいいと思います。

現地に行って活動ができても、最終的には事業にしないと継続性がありません。まずは、事業のつくり方を学んで、(現地に)入っていく方が近道だとは思います。※ニーズ調査などは別

そういう意味で、ボーダレスのような会社はおすすめです。先輩もたくさんいるし、ノウハウが蓄積されている。まずは、インターンをやってみてソーシャルビジネスがどんな風に作られているのかを自分の目で確かめてみるもの良いでしょう。

起業か、就活か、海外協力隊か、留学か、色々悩むこともあると思います。やりたいことがあるのであれば、その気持ちを大切に、最優先にやるべきことが何か考えてみてください。応援しています。

※この記事は、以下のイベントの内容を一部抜粋し作成しています。

当日は、多くの学生の皆さんに参加いただき、嬉しい感想をいただきました。

参加者のみなさんからの感想

  • 自分が考えていることに、最前線の方々に答えていただいてとても面白い機会になりました。

  • 社会起業家として成長するためのポイントのお話が参考になりました。

  • 自分のできる範囲で無理してやらなくても良いという田口さんの言葉で少し励まされたように感じます。

  • ビジネスプランを作成中ですが、皆様のお話がとても良い刺激になりました。

動画をノーカットで見たい方はこちら

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社会人の方⇒https://lin.ee/rlE2Xho

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