見出し画像

”世界の台所から”新メニュー インド編!(22/3/9)

Bステでは
世界の台所探検家として活動する 岡根谷さんにメニュー監修いただき、ほかでは食べられない”世界の家庭料理” を体験できる オリジナルメニューを提供しています。

それが、

”世界の台所から”シリーズです!

さてここで問題!

世界一ベジタリアン割合の高い国は、どこでしょう?

欧米かと思いきや、実はインド。人口の3~4割がベジタリアンとされます。

ということで、

新メニューのテーマは、

菜食の国、インド です。

菜食者が多い理由は、不殺生(アヒンサー)という思想。
ヒンドゥー教をはじめ古代インドで生まれた諸宗教に共通する教義で、動物を殺して食べることが戒められています。

お店に行くと「ベジ(菜食)」と「ノンベジ(肉や魚含む)」のメニューが区別されていて、ベジタリアンの方にとっては訪れやすい国といえるでしょう。

肉や魚なしと聞くと物足りないイメージを持つかもしれませんが、野菜だけ
でなく豆類や乳製品が形を変えて巧みに使われ、味も食べ応えもしっかり。
長い歴史の中で培われてきたおいしい菜食料理が豊富にある土地なんです。


メドゥワダ Medu vada

見た目はまるでドーナッツ。でも小麦粉ではなくウラド豆という豆でできています。

ワダは、南インドの甘くない揚げスナックの総称で、中にスパイシーなマッシュポテトが入ったまんまるのものや、甘いヨーグルトソースをかけたものなど、種類も豊富。中でも一番ポピュラーなのが、このメドゥワダです。

添えられたココナッツチャツネをつけて、どうぞ。


ファフダ Fafda

サクッとしつつほろっと口の中でほどける食感の正体は、ひよこ豆の粉。インドでは、料理だけでなく、しょっぱい系のスナックや甘いお菓子にも豆の粉が多用されます。

ファフダは、菜食者割合の高い西インドのグジャラート州でよく食されるもの。水分が少なくある程度保存が効くので、家では一度にたくさん作って、

朝食や軽食に出してきては食べます。


マンチュリアン Manchurian

インドの人に聞くと「中国料理だよ!」というけれど、
実はインド生まれの「インドチャイナ料理」。

ミートボールのような見た目ですが、菜食の国インドではベジバージョンがうまれます。

今回のは、キャベツなどの野菜と小麦粉で作ったもの。カリフラワーなどのバリエーションもあります。

たれに醤油と酢のアジア味を感じるでしょうか?



第一弾 中東編 も合わせてぜひ!>>>



◆メニュー監修

~プロフィール~
大学では、国際協力を志し土木工学を専攻。その後、留学や3ヶ月のケニアでの滞在(インターンシップ)を通して、食の持つ力に興味を持ち、畑違いとも言える食関係の会社への就職し、その後独立。
世界各地の家庭の台所を訪れて一緒に料理をし、料理を通して見える暮らし
や社会の様子を発信している。クックパッドニュース等で記事やレシピを連
載中。また、全国の小中高校への出張授業も精力的に行なっている。
訪問国/地域は60以上。
著書「世界の台所探検 料理から暮らしと社会がみえる」
日本語版監修「世界の国からいただきます!」




【BORDERLESS STATIONとは】
国際交流事業を運営するボーダレスハウスの新しいプロジェクトとして東京浅草橋を拠点とし2022年10月にスタート。異文化理解・多文化共生の新しい発信と交流の拠点。金曜と土曜の夜ダイニングバーとして営業中。
コンセプトページ:https://www.borderless-house.jp/jp/bstation/
インスタグラム:https://www.instagram.com/borderlessstation/

【BORDERLESS HOUSEとは】(運営会社)
差別偏見のない多文化共生社会をビジョンに掲げるボーダレスハウス(株)が運営する国際交流シェアハウス。日本、韓国、台湾で計76棟を運営し、累積入居者数15,446人。
https://www.borderless-house.jp/jp/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?