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母子留学*いざゆかんシンガポール/⑤日本出国からシンガポール再入国まで

2020年4月末に日本へ一時帰国し、9月末にシンガポールへ再入国。
母子留学でシンガポールへ再入国された方の情報を当時見つけられず、まったくの手探り状態だったので、体験内容を残すことにしました。

※2020年9月末時点での体験内容であり、誤った情報や解釈の可能性、また、現時点での状況に合わない情報が含まれていることは、ご容赦下さい。

前回まで、「シンガポール再入国までの長い道のり」というタイトルで全3回にわたり、出国前日(正確には出国日の1:00am頃)のことまで記載。
今回は、出国日当日のことからシンガポール再入国までのことを記載。

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*日本出国からシンガポール再入国まで*
■自宅出発から成田空港まで
■成田空港のチェックインカウンター
■シンガポール再入国
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■【自宅出発から成田空港まで】

9月28日17:55pm成田空港発の便で出国予定のこの日、1:00am頃にICAから、申告済みのSG Arrival Card with Electronic Health Declarationについてメールが届いたことは、「シンガポール再入国までの長い道のり(3の3)」に記載した通りだ。「9月27日にSG Arrival Card with Electronic Health Declarationを申告済みだが、申告後に病院を訪れていたり、COVID-19感染者と接触したりするなど、申告内容に変更がある場合には、メールのリンクからアップデートを行うように」との内容だった。

・自宅出発
いよいよ、出国日当日を迎えた。本帰国同然の荷造りをして4月29日の便で日本へ一時帰国したので、シンガポールでのSHNを過ごすための必要品の他に、服や靴、本や学用品、お弁当箱や水筒などを詰めた。出来上がった荷物のうち重量のあるものは、スーツケース1つ、ボストンバッグ2つ、同じサイズの段ボール3個だ。段ボールの中身のそのほとんどは、本や学用品だ。荷物はシンガポールですぐに使うものばかりなので、成田空港まで小学校3年生の子どもと私の2人で自力で運び、飛行機に載せなければいけない。唯一の助っ人は、段ボールを運ぶために購入した折りたたみ式の4輪キャリーカート(YouDuo/折りたたみキャリーカート 4輪360度回転 耐荷重80kg)だ。4月末の日本への一時帰国時に、「これがあったら、、、」と頭に浮かんだアイテムだ。また、これまで長きにわたり使ってきたボストンバッグは生地の摩耗が出てきたので、背負えるタイプのボストンバッグ(THE NORTH FACE/リュックBCダッフルL)を1つ新調した。これで、両手が完全に空く。
タクシーを1台配車してもらい、荷物を載せ、京成上野駅へ。

・京成上野駅/京成スカイライナー
京成上野駅建物内に降車場があり、焦らずにタクシーから荷物を下ろせ、キャリーカートへの段ボール3個の積み上げが出来た。建物内なので、雨天時にも雨に濡れることはなく安心だ。降車場から京成上野駅までは段差がなく、緩い下り坂のスロープを通って移動でき、駅で京成スカイライナーのチケットを購入。京成スカイライナーは、COVID-19前と比べて本数が減少。自動改札は幅広で荷物を難なく通過させられた。その先もエレベーターまで段差はないのだが、大変なのは、きちんと配置された点字ブロックに切れ目を見つけることが出来ず、通過させる際にキャリーカートの車輪が足を取られ、積み上げた荷物がずれることがあることだ。エレベーターでホームへ移動すると、同駅が始発となる電車は、発車時刻より早くにすでに到着し停車中であり、焦らずに車内へ入ることが出来た。キャリーカートは段ボール3つ載せたままの状態で車内に入れられた。

乗った車両に他の乗客がいないまま発車。隣の停車駅である日暮里駅からも、自分たちの車両には誰も乗ってこなかった。

・成田空港
終点ではなかったので停車時間は限られていたが、スムーズに荷物を降ろせた。成田空港では空港設置のカートに荷物を載せ、チェックインカウンターへ移動した。

■【成田空港のチェックインカウンター】

パスポート、Student's Pass、LTVP(Long-Term Visit Pass)と一緒に、印刷し携行したMOEの入国承認のコピーを提示した。

子どもの方はMOEからの入国承認で日本出国可だが、私の入国承認がMOEから出ていることが問題となった。子どもに同行する保護者(1名まで同行可)ということで、私のシンガポールへの再入国の承認先はMOEとなっており、子どもの学校の担当者にも確認済みだと説明したが、COVID-19発生後、Student's Pass携行の留学生が単身でMOEからの入国承認のレターを持ってチェックインした経験はあるが、母子留学者(子どもと保護者の2名)のチェックインの経験がこれまでにないということで、空港スタッフが現地(シンガポール)へ直接確認を行うことになった。

最終的に現地からの渡航許可を確認出来るまでに、約40分。この後やっと、チェックインカウンターに留め置かれたスーツケースなどが受け付けてもらえた。超過の荷物は1点(1万円)のみ。ちなみに、キャリーカートは折りたたむと、縦が約47.5cm、横が約32.5cm、高さ約11cmの大きさとなり、持参した袋に入れて手荷物として機内に持ち込んだ。地上スタッフの案内のもと、保安検査、出国審査を受け、そのまま出発ゲートを目指した。運航している便は限られていると思うのだが、出発ゲートは思いのほか遠く、ラウンジなどに寄る時間はなかった。

機内は空いており、ほかの搭乗客の気配は自分たちの座席近くにはなかった。

■【シンガポール再入国】

・チャンギ空港
チャンギ空港着陸(9月28日、23:50頃)後はすぐに降機でき、入国審査の所にたどり着いた時にはまだ日付は変わっていなかった。審査官にはパスポート、Student's Pass、LTVP、印刷し携行したMOEの入国承認のコピー、印刷し携行したElectronic Health Declarationのコピーを提示した。審査中に日付がかわった。結果から言うと、私たちの入国日は9月29日となり、SHN終了日時は10月13日正午(入国日を1日目として、15日目の正午にSHNは終了)だった。話は戻るが、入国審査時、周囲の手の空いている審査官たちには笑顔が見られ、重苦しい雰囲気を感じなかった。担当の審査官からは、2週間のSHNになること、電話やSMSで連絡が来ることが告げられた。それ以外はCOVID-19以前と変わらない入国審査だった。

入国審査はすぐに終わり(9月29日、0:10am頃)、預け荷物を取りに行くと、すでに空港スタッフがカートに私たちのすべての荷物を載せてくれていた。カートを受け取り、案内される通りに進んだところには係官が待機しており、搭乗券の提示を求められた。係官は手元の資料で確認作業をしているようで、係官から渡された黄色い丸いシールを服に貼った。また、椅子に座って待つように言われた。自分たちを含めて待機していた10人ほどが、同じバスに案内された(9月29日、0:30am頃)。バスのところまで移動させたカートの荷物は、スタッフがバスに積み込んでくれた。ソーシャルディスタンスを保ち、車内の座席に座った。

・ホテルチェックイン
バスに揺られて約20分後、ホテルに到着(9月29日、0:50am頃)。バスに積み込まれた荷物はホテルスタッフがホテル内に移動してくれた。エントランスに準備された椅子に座るよう指示があり、ホテルスタッフからチェックインの方法やswab testの日程などの説明があり、封筒を1部渡された。スタッフの案内に従い、順次チェックイン開始(9月29日、1:00am頃)。空港から同行してきた係官(搭乗券の提示を求め、黄色い丸いシールを私たちに渡した係官)は、「Enjoy your stay for 14 days」というようなことを言いながら笑顔で去って行った。緊張してここまでやっとたどり着いただけに、拍子抜けした。チェックイン時にはパスポートとStudent's Pass、LTVPを提示し、クレジットカードからS$500のデポジットが必要だった。ツインかキングサイズベッドかの希望を聞かれた。食物アレルギーの有無やベジタリアンかどうかを確認された。カードキーを1枚渡され、9月29日、1:15am頃、部屋に到着。時間差でスタッフが荷物を部屋の入口まで運んでくれた。

チェックイン時にカウンターでやっておいた方が良かったことは、カウンターに張り出されているホテルのメルアドの写真を撮っておくことだ。メルアドが張り出されていることに気づいてはいたが、写真は撮らなかった。そして後日、後悔することになった。これについては、改めて書こうと思う。

室内に入ると、バスタブ、ミネラルウォーター500ml×15本、電気ケトル、食器用洗剤とスポンジ、トイレ用洗剤とブラシ、ごみ袋などがあることに安堵。ホテルスタッフから渡された封筒の中身をざっと確認し、朝食が8:00am-10:00amの時間帯に運ばれることをチェック。
ホテルのWi-Fiに接続しメールをチェックすると、9月29日、0:40amにICAから、「Your Submission Details」(SG Arrival Card with Electronic Health Declarationの申告内容)やSHNに違反した場合に課されるペナルティについて記載されたメールが「14-Day Stay-Home Notice」の添付資料付きで送信されており、添付資料は、自分自身で日本出国前に印刷し持参している資料と同程度の内容だろうと理解。メール本文の「Please click on this link==acknowledge your receipt of this Notice」をクリックしないまま、就寝。

今回はここまで。


今回は、出国日当日のことからシンガポール再入国まで(自宅出発からホテルチェックインまで)のことについて書きました。
次回は、SHN中のことを書こうと思います(つづく)。

時期的に、これからシンガポールへ再入国される母子留学の方はいらっしゃらないかもしれません。もし、これから再入国される方がいたら、少しでも参考になればと思います。

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