小川直樹『キクタンBritish』やっている
最近、発音練習に使っているのはこれ。
アルクの単語集キクタンシリーズのイギリス英語版である。
著者はイギリス英語といえばこの人、小川直樹先生だ。
小川先生が著者だから、本書の主眼は発音だ。まず発音の解説があるが、上掲書とあまり変わらないので飛ばした。
続いてイギリスとアメリカで発音の違う単語たち。例えばadvertisementの発音が違うのを私は知らなかった。今までなにを聞いていたんだろう。知らないとちゃんと聞こえないものなんだな。
次にそもそも綴からして全然違う単語集だ。ここが非常に楽しい。朝起きてから夜寝るまでというストーリー仕立てになっている。キクタンなので音声も充実していて、退屈しないようにBGMがついている。バグパイプだったり、なんだか大英帝国っぽいBGMである。英語教材の音声でBGMがついているのは珍しい気がする。単語集の音声は単調になりがちなのでありがたいことである。
例えば朝はduvetとかpantsとかtrousersから始まり、夜はnightieやdressing gownで終わる。着るもの、地名、食べ物、間投詞、交通標識などなど、日常生活に密着しすぎている単語は日本で独学していると盲点になる。硬い文章にばかり触れてしまいがちだからである。
そして生活感のある言葉は英米でしばしば異なっている。そういう意味で役に立つ本である。
まあそのような日常生活の言葉は現地で生活していればすぐに覚えてしまうものだろうし、日本にいたらあまり覚える必要もないのかもしれないけどね。
とはいえ、知らない単語があるのは許しがたいことなので、発音練習も兼ねて取り組んでいるというわけである。
これを気が済むまでやったら次はこれをやる予定だ。
去年の10月に発売されてすぐ買ったのにまだ積んであるのだ。もうすぐ取りかかれるぜ。
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