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けんすう『物語思考 「やりたいこと」が見つからなくて悩む人のキャリア設計術』読んだ

またしても意識高い本を読んでしまった。ただしこれはかなりオススメだ。

著者のけんすう氏は著名なインフルエンサーで起業家で、ときどきnote読んでます。


それで本書『物語思考』だけど、内容はどうやってなりたい自分になるかである。

親切なことに、やりたいことがない人にまで、どうやって目標をみつけるかから解説している。

そのためにまず10年後になりたい状態をとりあえず100個書いてみるとよいらしい。早速やってみたが、数日で50個くらいしか書けなかった、、、

まあ時間をかけて何回もやればいいらしいが。ほんで少しずつ自身の脳にかけられた足枷(脳枷?)を外していく。たしかに自分で勝手に制限をかけてしまって、がんばりきれないのはよくある。

だれに見せるものでもないから自由に書いてOK。ただし現実の自分の感覚を拡張して理想形を見出していくのが大事で、いきなり年収1兆円とか突拍子もないことを書くのはNG。

また思いつかないなら、自分のコンプレックスやトラウマの反対を書くのもおすすめとのこと。

その作業をしているうちに、それなりに理想像が見えてくるから、なにかしらのキャラを設定する。

例えば矢沢永吉は、YAZAWAというキャラを設定してそれを演じている。素の矢沢永吉としてはOKだけど、YAZAWAならそんなことしないなあ、って感じで、自分の行動を変えていく。

キャラを設定したら、次に物語を動かしていく。具体的には名場面を想像して、モチベーションを上げていく。これがタイトルの物語思考だ。

現実の行動を変えるには、環境を変えるのが定番である。そのために自分の理想を実現している人たちのインナーサークルに入るとよいらしい。ただし、理想をもってるだけのワナビーはだめとのこと。

本書は素晴らしいハウツー本であり、書いてあるとおりにやればいいのだけど、このインナーサークルに入るところだけはとてつもなくハードルが高い。そのためのノウハウは書いてあるのだが、、、気になる人は読んでみてね。

サードドアって考え方が大事らしい。正面玄関ではなく、裏口入学でもなく、第3のドアが必ずあるはず、、、とのことだが。。。そんなうまくいくかなあ。まあこれが自分の脳に枷をはめているってことかな。


というわけで『物語思考』読んでよかった。マニュアルっぽく作ってあって、精神論はとても少ないのがいい。さすがインフルエンサーって感じ。

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