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【経験メモ】S6E1-3ネクストリーダー研修 カリキュラム

SOML・・・Story Of My Life
誰も読まなくていい話、自分の思い出メモ
S6E1-3 season episode

【研修効果】10年経っても話題になる研修

【コンセプト】楽しくて手応えがあって、いつまでも記憶に残る研修


様々な講師と、毎週土曜日オンラインサロンで、情報交換しているのだけど、マーケティングの金森講師から、最近、以前私のいた某C社で新規事業の研修を行ったと聞いた。



◆なんとその企画側や受講生側に、私の創った研修を覚えている人がいたというとても嬉しいエピソードをいただいた。
10年前に絶対忘れないでほしいと一から作り込んだオリジナル研修の魂が、今も生きていたのか?。

そこで、、その時の研修のノウハウを思い出してメモしていこうと思う。

●マーケティングが全てのビジネスの基本

●講師との出会い

研修のベースとなる「リーダーシップ」は、「7つの習慣」を日本に持ち込んだカリスマ講師川西茂さん。
いつもの私の講師選定手順、①コンセプトに合った書籍を探して、②著者と会って議論、そして③実際の研修を見せてもらうは、この頃まだできてなくて、①の書籍からではなく、研修会社の紹介だった。
見学した研修は、不動産会社の若手リーダー研修だったけど、ものすごい発見がたくさんあった。(若い女性が自然とリーダーになり、そういうチームが抜群に動きが良いとか)。
実際はリーダーシップではなく、ハイパフォーマー研修(テキストは三つの成功サイクル)といった感じ。
そこで3日間の研修を2日に再編してもらって検討を依頼した。そして3日目には三ヶ月の実践期間のための検討日とした。

当時は、「顧客志向」は研修ベンダーさんの紹介で有名なxx講師を頼んでいたが、事例を中心とした独自の分析をメインとしていた、これがエンジニアには不評、「とにかく理論と体系がしっかりしてないと、ダメ」なんだよね。
そこで次は日経さんからかな?日本経営品質協議会の田村均さんを紹介されて、訪問し話しそして研修を見た、さすがカリスマ講師講演は半端なく素晴らしい、ウケまくってた。
そして三つ目の「視野拡大」は、三ヶ月の実践期間に、身体で学ぶのだが、当初人事部長から業務改善でやれと言われ、取り急ぎ川西さんの知り合いの講師にお願いした。

正直、業務改善など、研修でやんなよ、と心から思ってた私は辛かったなー。なぜってそんなこと仕事(OJT)でやれって話だ。また業務改善はコスト削減的発想に寄っていた。

コスト削減は勇気さえあれば誰でも出来る、極論で言えば、「目の前に見えるものを無くせばいい、紙、機械、人間、無くし方さえ考えればスキルは要らない」のだ。
研修で扱うよりは、現場の改善活動でもやれば良い、てかね仕事というのは毎日が改善なわけよ、なんでそれを金かけて研修やるの?って感じ、本人の上司が指導してくださいだね。

研修でやるべきは現場で身につきにくいものだ(ちなみに事前に上長にとったアンケートでもみな同じこと言ってた)。

さて、検討にあたり、こちらへ異動でくる前にいた会社の4年目社員に聞いたら、3年目の研修で新規事業開発をグループワークでやってると、そして普段仕事ではできない貴重な経験ができたという、やっぱそうだよね、「創造性」の大切さを知って欲しいのだよ。

ちなみにその4年目社員からは、たくさんのヒントをもらった。
考えたサービスが可愛くて仕方がない、商品化したかったとか、優勝決める投票で社長や役員が10票持ってるので、それで決まってしまうとかね。
本人が素晴らしいこともあるが、ターゲット分析は最重要を改めておもい知った。
(だから、グループ各社の人事に頼んで、他社の四年目社員にも、ヒアリングすることになる。)

実際、この研修の最終発表会で、私が社長も役員も平等に皆同じ票数にこだわるのは、これが理由。
実際の会社は、なんとなくわからない理由で上に潰される、それだけは避けたいのだ。
(決定権を持つ社長の比重を上げるべきだと、多少周りから言われたけど、拒否した、まー本番で社長自ら、私も同じ一票と言ってくれたので、物凄い公平感が演出できた)。

昨年の業務改善(コスト削減)と違い、新規事業開発(売上向上)の違いは大きい。売上向上は周りを見回しただけでは、何も出てこない、コスト削減の無駄を減らすと逆に、ゼロから創り出す必要がある、日本人がもっとも苦手な分野だ。

さて、この新規事業開発をどうカリキュラム化するか?
ただ思いついたものを纏めるのでは、再現性のあるスキルにならない。
市場性をふまえ、体系と手順もきちんと理解することが必須だ。

●偶然に昔の仕事仲間と再会する。

マーケティングの金森努講師と初めて会ったのは2002年の121WEBサイト(eCRM)構築の時かな、私の一人プロジェクトで数社をマネジメントする大事業を、完全サポートしてもらったコンサル会社の部長さんでした。

その後2008年異動先の人材育成担当の時に、立ち上げたネクストリーダー研修から某携帯会社との合同研修の新規事業開発実習でのパートナーシップと、付き合いは長い。20年じゃん


●オリジナル研修で設計

このネクストリーダー研修は、ものづくりエンジニア中心の企業における幾つかの課題から、現場では身につきにくいことを絞り込んで、若いうちにしっかりとインストールするもの、だから入社四年目全員対象にしていた。
同期全員で受ける最後の研修だ。

まー今後の技術者の基礎としてOSのバージョンアップを狙うものです。

特に、「全てのビジネスは顧客ニーズから」と考える私が、プロダクトアウトに陥りがちなエンジニアにも、マーケットを知ってもらい、この学びで、竹の節のような強さの源泉にしてもらうことを願っていました。

●必須なビジネススキル

この研修の目的は
リーダーシップ、顧客志向、視野拡大
の3点まで絞り切っている。
まさにエンジニアの三大課題。

ものづくり、エンジニアリングは
技術さえあればなんとかなる
(特に日本にはそのマインド強い)
実際、技術力で一応仕事はできるようになる世界である。
例えばプログラミングできる人は、想定した仕様通り動くように、記述し実行できれば一人前。
そもそも要望通り動かすのが大変なわけで、ちゃんと動くのが目的になる、材料集めて料理するのと同じ感じかな、味の勝負はその後のステップ。

なのに、なぜそれだけでは不足なのかといえば、システムはメーカー製品と違って、無形だから頼む側と作る側が必ずしも全く同じモノを描いていない可能性が高いところ。

まー特に、仕様調整をする業務側の担当は、要望自体が曖昧だったり、忙しかったりで、理想と妥協が明確でないことが多い。
また、仕様調整においても、担当者の知識や経験、スキルで美味しさが変わるからだ。

それを補うのがマーケティングセンス、私は営業採用で、間も無くマーケティングにハマった。かつシステム化とシステムの出来ることがわかってないと、これからの営業でトップクラスにはなれないとエンジニア業務を希望した。
まー昔はスペシャリスト優位が始まったばかりで、私は万能型のジェネラリスト目指してたんで。

でもね、エンジニア11年ほどやって、営業部門に戻ったら、まさにデジタルマーケティングの創世記、何でもわかって楽しかった。

●参考 関連エピソード
システム構成見直して、システム更改する案を出したら、現行システムの委託先の責任者やマネージャークラスが大挙してシステム更改を死守にやってきた。
そして営業部門と見るや専門用語と専門知識で怒涛の攻撃をしてきた。
残念ながら11年現場でどでかいシステムからグループウェア、ハードもソフトも全部やり尽くした私に、そのレベルでは勝ち目はないのよ、あらかじめシステム構成から、ネットワーク、接続するPBXの仕様まで全部把握していたから、全ての指摘の矛盾を突き返した。

結局、私の推していたアプリケーションに載せ替えることになった(私を支援してたベンダーさんはコンペで負けたけどね)。

なぜ、現行システムのエンジニア集団が、一人のエンジニア経験があるとは言え、マーケッターに論破されるのか?
基本的な知識はもちろん、本当にクライアントが望むものがわかっていなかったからという点と、対象の業務知識が弱いということ。
いつもなら素人を難しい話で誤魔化せばいいのだろうけど、業務詳しい上に、システム詳しい営業には、敵わないということを実証したわけね。

●成長する研修
さてカリキュラムと講師は揃った。
ここからが難しいとどころ
研修が終わったら
「次世代のリーダー目指して自ら学ぶ自立性と、一人でではなくチームで総合力を上げてパフォーマンスを最大化するリーダーシップ、既存の概念にとらわれず、常にお客様の求めることを理解し、期待を超えること」が身につき定着させるためのギミックの検討である。

これは事前検討だけでなく、研修実施中も最適化され、翌年の次回実施するレベルを必ず向上させることを保証することを目指さねばならない。
そう、先ほどの「業務は常に改善」そのものなのである。

人材開発は常に研修で出すメッセージは、自らが率先しなければならない、当たり前なのだが、ほとんどできてない難しい姿勢だよね

つづく【書きかけです】




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