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#3早稲田大学を卒業して新卒入社した会社を半年で辞めた人の話:内定者インターン

大学3年の2月にして新進気鋭のベンチャー企業の内定を獲得した投稿者。今回は内定先の企業での内定者インターンシップを振り返る。


1.内定先と内定者インターンシップの概要


内定先はノリにノッてるIT企業

内定者インターンシップの前に、まずA社がどんな企業だったのか特定されない範囲で紹介する。

【A社の概要】
・当時創業1桁年数のめちゃくちゃ若い会社
・業種はIT
・業績右肩上がりで絶好調
・社員の平均年齢は30代、1番多いのは20代
週休2日制
労働時間:無限(実態の労働時間)

こんな感じのTHE・ベンチャーって感じの会社だった。

内定者インターンシップの働き方

さて、内定者インターンシップとはいえ企業ごとにやり方は色々あるだろうが、多くの企業は期限を区切ったり、触らせる業務の内容を限定したりすると思う。
学生の本分が勉強である以上、社員と同様に働くことをさせるのとは企業としてできないし、
内定者とはいえ社員ではないので、情報セキュリティ上の観点の問題もある。

ただ、A社の場合は内定者インターンシップと言いつつ、実態は内定者となった時点で一般の企業で言う新入社員と同じ扱いをし、普通に社員と同様の業務をどんどん行っていく。
要は学生生活をあと1年残して大学にも籍をおいている状態で普通に社会人として働き始めるということである。
(流石に卒論の提出や、卒業のために必要な授業の履修等は考慮されるが)

2.短期間で乱高下の内定者インターンシップ

最初はとにかくがむしゃらに頑張ってた

さて投稿者も期待に胸を膨らませて内定者インターンシップへと足を踏み入れていく。
最初はとにかくがむしゃらに頑張ってた。
同時期に内定をもらった同期の中には、選考を兼ねたインターンシップで同じグループだったメンバーもいた。
最初は同期たちと一緒に共同作業が中心。
次にテレアポなどを行って指定された研修課題をクリアしたら各部署へ配属される、という感じだったと。
労働時間は実際に働いている社員および先輩内定者と同じ。つまり無限。
当時大学は春休みだったので、学業による制限も一切ない。
流石に当時まだ実家暮らしで女性だった投稿者は終電で帰っていたが、それでも毎日終電帰り。
しかも投稿者の実家からA社までは2時間弱かかっていたので、わりとキツかった。

心と体の健康を損なう

毎日終電帰りで、休みは週1の労働環境。
しかもそれまでお気楽な大学生活を送っていた人間がいきなりわりとハードめなベンチャーの仕事を習っていく。
心も体も全く休まらない日々が続き、次第に何も考えられなくなった。
実家暮らしだったので親にも割と心配されたし、親がA社に不審感バリバリ募らせてたのも何か感じた。

3.逃げた

約1ヶ月で内定者インターンシップから逃亡

で、結局内定者インターンシップを開始してから1ヶ月程度でA社から逃げることを決めた。
逃げた経緯はあまり覚えていないのだが、最終的にはちゃんと人事担当者と話し合いはした。
この時点で大学3年生の3月。
A社に内定をもらった時点て他社の選考はすべて辞退してたので持ち駒もなし。
これからまた就活戦線に戻るのも茨の道だが、とりあえずA社から逃げ出すことしか頭になかった。

内定者インターンシップで得たもの

というわけで、結局すぐに逃げ出した内定者インターンシップであるが、とりあえず何か得たものがあるとすれば
自分にモーレツ社員的な働き方は無理(そんな体力ない)
・長時間の通勤はメンタルと体力を奪う
ことを学べたこと。そして
内定者同期たちと仲良くなれたこと
である。
厳しい環境の中で協力し合っただけあって、内定者同期とはA社から逃げたあとも結構関わりを持つことができた。

そんなこんなで再び就活戦線に戻った投稿者であった。

〈つづく〉


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