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定年後 468 日目 backspace.fmオフ会に行ってみた!

ポッドキャストを聞いている人って多いのかな?

たまに開いてみてもあまりハマるものが見当たらなかったのだけど、数年前から「backspace.fm」というポッドキャストを聞き始めた。

メインのメンバーはドリキンさん、松尾さん、西川さんの3名。
毎週土曜日に収録のようで毎回 2 時間ぐらいある。その合間にスピンオフ的な配信もしていてとても精力的。

ドリキンさんはサンフランシスコ在住のソフトウェアエンジニア。
登録者数 10 万人の有名 Youtuber で、ガジェットの紹介を中心に毎日動画をアップしている。いろんなものを実際に購入し、どんなものでもいくらでも語ることができてしまうのがすごい。
この人の Youtube を見ていると、自分の財政が悪化しそうになるから危険。

ドリキンさん (backspace.fm HPより)

松尾公也さんは雑誌「MacUser」編集長、IT系ニュースメディア「ITmedia NEWS」編集部デスクを経て、現在は「TechnoEdge」に参画。音楽に造詣が深く、「第 1 回 AI アートグランプリ」のグランプリを受賞したり、最近は AI による画像生成や音声生成でテレビやラジオに取り上げられたりしている。

松尾公也さん (backspace.fm HPより)

西川善司さんはテクニカルジャーナリスト。
IT全般から半導体技術、グラフィックス技術、映像技術を始めとしてゲームやクルマなど広い分野の記事を出している。特にモニター(ディスプレイ)関連の基幹技術の解説は、私でも理解できるぐらいわかりやすい。

西川善司さん (backspace.fm HPより)

ポッドキャストの内容はテック系の広い分野の話題を、深く掘りさげて語りあう感じ。
パソコン、カメラ、動画制作、クルマ、インターネット、音楽、映画、AI、VR、ガジェットなどについて、専門的な知識をわかりやすく語ってくれるので、聞いているだけで勉強になる。

最初は新しい配信だけを聞いていたが、そのうち物足りなくなって 2014 年に始まった第1回配信から順に聞くようにもなった。

backspace.fm 第1回配信 (2014/1/4)

過去の配信を聞いてみると、当時それなりに技術的な情報を意識して過ごしていたつもりでも、自分が表面的な理解しかしていなかったと痛感することが多い。
なんとなく受け止めていた技術的なトピックの本質や背景を深く理解することができて得るものが多いし、現在の取り組みの甘さを自戒するきっかけにもなっている。

そんなわけで時間があれば、過去と現在の配信を聞き続けるような生活パターンになってしまい、もはや backspace.fm は私のペースメーカー的存在。

backspace.fm には有料会員制度があって、会員限定の配信が聞けたりオンラインイベントに参加できたりする。

backspaceマガジン

とても興味はあったのだけど、皆さんマニアックな方々のようだし、できるだけサブスク的な出費は整理したいと日々心がけていたので手を出せずにいた。

そんなとき、東京でオフ会が開かれることになった。
会員でなくても参加できるとのこと。で、思い切って出向くことにした。

3日迷って参加を決定

会場は西新宿にあるさくらインターネット株式会社のオフィス。
どんな感じか見当がつかなかったけど、「飲み物、おつまみ持ち込み歓迎」みたいな案内があったりして、なんだかアットホームな雰囲気。

会場は住友不動産西新宿ビル 32F

途中のコンビニで缶ビールを買い込んで会場へ。
会場についてみると、会議室のような広いスペースで、奥に backspace.fm の公開収録会場が設定されていた。

公開収録会場

本当は、東京会場と福岡会場の同時開催で、ドリキンさんは福岡会場、松尾さんと西川さんが東京会場に参加する予定だった。ところが九州地方が警戒を必要とする大雨になってしまい、福岡会場は前日に中止になってしまった。
その結果、ドリキンさんも東京会場に来ていた。

めったにない機会なので、自分の Vlog 用にスマホをジンバルに載せて撮影しながら参加してみた。

最初は backspace.fm の公開収録。

backspace.fm 第505回収録

いつもなら時間を気にせずどこまでも深い話が続くのだけど、今日は後ろのスケジュールの関係で ピッタリ1 時間で終了。
オフ会参加者と対面して座っているせいか、いつもと雰囲気が違っていた。

福岡会場に参加予定だった方々に向けて、東京会場の様子を LIVE 中継したり、会員の中の VR 有志の方々が VR 上に会場を開設していたりしていた。

収録後は松尾さんの乾杯の音頭で懇親会。
テーブルに飲み物やツマミを広げて、立食パーティ的に始まった。

懇親会スタート
多分女性の参加者は1名だけ

馴染みの方々が多いようで、私のように会場の端っこで静観している人はチラホラいる程度。

ドリキンさんは RED の白色 KOMODO-X に7インチの純正モニターを付けて、会場の様子を撮影していた。
この機材のことは全然わからないのだけど、多分数百万円のセットで、白色のものは日本に4台しかないとか。

純正外部モニターだけで40万円らしい

参加申込みのときに、「多分会場では動画撮影をする方がいるので、顔出しNGの方は◯◯してください」みたいな注意書きがあったし、きっといろんなひとが撮影しまくるのかなと思ったが、常連さんにとっては珍しいイベントでもないのか、撮影をしているひとはほとんどいなかった。

私は一人で盛り上がって撮影を続けていたら、ドリキンさんの目に止まったのか「持ってみますか?」と声をかけてきて KOMODO を持たせてくれた。

RED KOMODO-X

7インチのモニターが見やすいこと、中央にグリーンの枠が表示されていればオートフォーカスが合っていることなどを熱く語っていただけたのだけど、異次元すぎて理解が追いつかず、気のきいた返事をすることもできなかった。

ドリキンさんは「散財小説ドリキン」という Youtube チャンネルが有名で、ざまざまなガジェットを自分で買っては紹介している。
どれも深い考察をしている。常に興味関心が移り変わっていくようで、その時々の最適解を求めて新しいガジェットを買い続けている感じ。

今日のドリキンさんは発売されたばかりの insta360 GO 3 推しで、色んな人に繰り返し機能を紹介していて、ちょっと面白かった。
テクノコアのカイさんの琴線にも触れたようで、ドリキンさんの「いいでしょ」アピールに購入を迷いまくっていた。

悩むカイさん (右)

会員の皆さんは、それぞれ興味のある分野ごとにグループ(部活)を作っているようで、最近盛り上がっているのが VR 部。
今日も VR 部が会場の一角に様々な機材を用意して、主に部活への勧誘目的で機材を紹介していた。
私も Meta Quest Pro を被らせもらい、VR 初体験。
コーナーを担当していた MICKEL さんが親切にいろいろと教えてくれた。

各メーカーの VR ゴーグルが並べられていた

何人かの方とお話もできた。普段の生活範囲では接する機会のない業界の方と話せたのは面白かった。
やっぱり、行ったことのないところに行き、会ったことのない人に会うのは楽しい。

この日の様子は動画にもまとめたので、よろしかったらどうぞ。

Vlog「backspace.fm オフ会に行く」



2023 / 7 / 12

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