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#21 花と数学③

前回の続きのお話です。
茎に葉っぱをどういう風につけたら、葉が重なるのを防ぐことができるのでしょうか?

「黄金比」という言葉を聞いたことはありますか?
1:(1+√5)/2 = 1:1.618… という数式で表される比率で、人が美しいと感じる比率と言われています。
名刺の縦横や、ピラミッドの底辺と高さ、自動車のホイールの設計、人間の容姿などなど、黄金比に基づいていると言われる比率は様々あります(全て当てはまるとは限りませんが)。

この数式から導かれる「黄金角」というものがあります。1周360°を黄金比で割ったもので、
360°÷(1+√5)/2= 137.5077…°
です。

この一定の角度を保って葉っぱをつけていくと、不思議なことに、全く同じ位置で互いに重なることはありません。
https://gakuen.gifu-net.ed.jp/~contents/museum/golden/page62_3.html

植物がこの法則を知っているのかはわかりませんが、不思議なことに、実際の植物でも、上から見ると葉っぱが全く同じ位置に重なることはほとんどありません。

さて、数学を掘り下げるのはこのくらいにしましょう。数式や公式は人間があとから意味付けをしたもので、実際の現象が必ず先にあります。

次の質問は答えを想像できると思います。
どうして植物はなるべく重ならないように葉っぱをつけているのでしょうか?

次回もよろしくお願いいたします。

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