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#22 花と数学④

どうして植物はなるべく重ならないように葉っぱをつけているのでしょうか?

答えは簡単、「もったいないから」です。

植物は葉で太陽の光を受けて光合成を行い、生きるために必要なエネルギーを作り出しています。そして、葉っぱを作り、維持することにもまたエネルギーが必要です。

ということは、なるべく少ない葉の枚数で、生きるために充分な量のエネルギーを作り出したいですよね。

葉が重なっていると、下の葉に当たる光の量は減ってしまいます。つまり、十分に光が当たっている場合と比べて、下の葉の光合成の効率は下がってしまいます。せっかく葉を維持しているのに、十分に光合成ができなかったら無駄になってしまいますよね。

ということで、植物はなるべく全ての葉に光が当たるよう、なるべく葉が互いに重ならないような配置を作り出しています。茎と葉っぱの間に細い茎のようなもの(葉柄)をつくって、遠くに葉っぱを伸ばしたり、葉の形自体を変えて重なりを減らしたりもします。

色々な工夫を凝らした結果、葉のつく間隔はある一定に収束し、結果として"黄金比"と呼ばれるような規則を作り出したのです。植物は数学を知っているわけではありませんが、どうしたら効率よく、無駄がなく、美しくなるかということは、おそらく人間以上に考えています。

次回もよろしくお願いいたします。

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