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フェルメールブルーを手にしたあとも、物語は続いてゆく。


先日行ったフェルメール展で
手に入れたインク。その名も「フェルメールブルー」。


ミュージアムショップを覗くのが好きで、
テーマパークのグッズ売り場が楽しい気持ちにも近い。
そこから現実に戻っても
世界観のかけらを手にできるような気持ちに
なるところがいいな、と思います。


日常を描いた中に浮かぶ、
印象的なフェルメールブルー。
当たり前の日々の中の美しさを見出す
喜びを教えてくれるようです。


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フェルメールブルーとは、
画家フェルメールが自身の画の中で
天然のウルトラマリンを使用していたことで
そう呼ばれるようになったのだそう。

ウルトラマリンは、着色に使われる
顔料の一種のことを指します。
ラピスラズリの天然石の主成分でもあるのだとか。
聖なる力があると信じられ、
壁画に使われた最初の絵具ともいわれるそう。

ラピスラズリは入っていないだろうけれど、
東京の文具とインクのお店、カキモリさんが作った
フェルメールの青を使うような気分で楽しめるインク。
フェルメールと同じ
オランダという共通点のある、ミッフィーちゃんが
ボトルとパッケージに描かれています。

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ボトルからのぞく色味は、不透明感がある青色。
耐水性・耐候性のある顔料インクは
水にも滲みにくい。
きっとその粒子が不透明に見せている。
なのにボトルの内部で薄く
色の膜が張るように広がったインクが
光を通してぼんやりと透けてます。
ミルキーなネイビーのようで、綺麗。

パッケージの青よりも、赤みは抑えた感じのインク色。
でも、ウルトラマリンを彷彿とさせる赤みはちゃんと残ってる。

粒子といっても肉眼では全然わからなくて、
紙の上ではインクの量によっては透け感も感じます。
インクのつき心地としてはとっぷり・たっぷり感があって、
Gペンで書いたところ、
太字のボールペンで書いたような感覚の仕上がりに感じました。

耐水性だからこそ、乾くと固まりやすいらしい。
ガラスペンの溝で取れなくなるのがちょっと怖かったので
今回はGペンでカッパープレート体のモダンスタイルでカリグラフィーを書きました。

フェルメールの絵は35枚ほど現存していて、その内6枚が
手紙にまつわるものなのだそう。

思いを伝えたい人がいることも
誰かの気持ちが届くことも
形にすることも、日常の喜び。

フェルメールブルーで、何を綴ろうか。
色好き、インク好きの私としては
手を伸ばさずにはいられませんでした…。

手紙、と思うと肩に力が入りそうなので
小さなメッセージカードくらいがいい。

乾くと滲みにくいから、たくさん使いたい。
顔料インクの気楽さに触れて、
つけペンユーザーとしてはかなり重宝する可能性を
感じます。


このインクで書いた動画はこちら

▼▼▼

https://www.instagram.com/reel/CiErmsXMIJH/?igshid=YmMyMTA2M2Y=

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フェルメールと17世紀オランダ絵画展

大阪市立美術館
2022年7月16日(土)〜9月25日(日)

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使用したもの

Gペン:
ゼブラ
@zebra_jp_official

ペンホルダー:
@taki_crafts

インク:
カキモリ
・フェルメールブルー
(フェルメール展 @vermeer_17 のグッズ)
@kakimori_tokyo
@inkstand_by_kakimori

用紙:
iroful イロフル
SAKAEテクニカルペーパー
@sakaetp

ボード:
デスクマット
SHINARI
@4nar1

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