ゆうけい

パン屋さんのシェフをしています。 スタッフとのコミュニケーションの補助輪として、仕事の…

ゆうけい

パン屋さんのシェフをしています。 スタッフとのコミュニケーションの補助輪として、仕事の事を書いています。 少し役に立つといいな。

最近の記事

応援される人になる

突然だが一般的に重労働低賃金とされる飲食業を、 一生の仕事に選んだのなら大いに「食」「人」を楽しむべきだと思う。 その時、ポイントになるのが 「応援される人になる」 という事だ。 ぼっち最強論とか色々と考え方はあるけれど、 お客様がいないと成り立たないサービス業においては、 魅力的な人格になる事が重要だ。 師匠に「シェフはモテないとダメなんだ」とよく言われた。 これは、人を惹き付ける力という事だ。 もし自分が、ガチガチの職人肌で作ること以外したく無いのなら、 必ず一緒にやる

    • 労働時間について

      パン屋さん含め飲食業は労働時間が長い。 薄利多売の産業で、発酵する時間も必要なため尚更縮めにくい。 しかしながら昨今、働き方改革の推進が行われ飲食業も例外ではない。 フランスでは、この影響でレストランのレベルが落ちたとか落ちないとか。 日本は移民文化もないし、パンは日本の文化ではないので補助金等で文化的に守られることもない。 どう時代に合わせた働き方にしていくのか。 日本人は、同調圧力が強いと言われていますね。 僕もそう思う、ディスカッションすることが苦手で空気を読んで合

      • 自分の作品を愛せ

        少し気持ち悪いタイトルになってしまいましたが 大切なことなんじゃないかなって思っています。 僕ら職人は、自分の目の前にある商品(作品)で価値が決まると言っても過言ではありません。 経営やマネジメントが苦手な人なら特に。 逆に言えば、その商品に圧倒的な説得力や唯一無二の個性を持たせる事が出来る職人に、憧れた人もいるのではないでしょうか? にも拘わらず、作った後は知らん顔な職人が多いように思います。 (ロスに対峙した時にも愛の差が出ますね、店頭を意識しているかいないかにも差が出

        • 嫌いな上司

          今まで嫌いな上司で悩んだことはあるだろうか? 恐らく多くの人が経験があると思う。 恥ずかしい話、高卒で入社した会社で生意気にもシェフに盾突いて、三カ月間最低限の返事で会話をしなかったことがある。(返事もしょーもないもの) 今思えば本当に申し訳なかったし、若気の至りという事で。。。 そんな時先輩に言われた一言で、一発で素直になれた事があった。 「自分の事が嫌いな人のことを、好きになってくれるわけないだろ、このままじゃ仕事になんねーぞ」 ・・なるほど確かに!(素直か!!)

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          素直さと真面目さ

          「新人で伸びる子はどんな子だと思いますか?」 そんな質問を投げると、この答えが返ってくることが多い。 それは、どういうことなのか少し持論を。 素直さとは、上司からの指示に対してすぐに行動できる事だと思っている。 上司の言っていることを鵜呑みにする事は確かに危うい、だがいちいち突っかかっていたらチャンスを逃すことにもなるし、経験不足から考えても答えが出せないことの方が多い。 (頭が回る子の陥りやすい失敗がこれで、疑問が湧きすぐに行動できない。退職や離職に至ることも) また、新

          素直さと真面目さ

          パン職人として生きる

          パン屋さんで働いている人は、「パン屋さんになりたい」そんな想いから就職先にパン屋さんを選んだ人と思う。(特に専門卒) でも、実際は職業地位が低く、低賃金・長時間労働の現場に折れてしまう人が多いのが現実。 僕の初めの就職先は大手リテイルベーカリーだったが、30人ちょい同期がいて3年後には4人になっていた。 日本は、パンが主食でない上に「安くて美味い」の店が多い。 そのせいで薄利多売の競争に。。 パンは他の飲食と違い、そもそも製造するための時間が長いため総稼働を短縮しずらい。

          パン職人として生きる

          モチベーションの種

          モチベーションについてどう考えているでしょうか? 私自身も「モチベーションの維持が難しい」「モチベーションが下がっている」などとボヤいたりします。 巷には、モチベーション関連の書籍も多く見られますね。 しかし本当に仕事をやる上でモチベーションが必要でしょうか? そして思うのです、モチベーションの上下で仕事に支障が出ていている様じゃ勝ち抜いてはいけないのだろうと。 そこで、仕事においてモチベーションの捉え方の整理が必要だと思っています。 そもそも仕事とは、ある問題または課題

          モチベーションの種

          仕事の基本

          まず一つは、挨拶と返事です。 特に挨拶は重要だと思っていて、人間は心理的に一番初めと終わりの印象が最も記憶に残るようになっています。 (これは、お客様の来店時のお出迎えと退店時のお見送りにもつながります) 逆をいうと、受け手の人間は始まりと終わりの挨拶を、他の挨拶や返事よりもずっと注意深く聞いていることになります。 受け手はその挨拶・返事で、その日の感情を読み取ろうとします。 とっっても重要なのです。 みんなやる気のない元気のない人と働きたいなんて思いません。 その日、その

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