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マヨネーズ

 最初に断っておくが、僕は決してマヨネーズが嫌いではない。広島風お好み焼き以外のお好み焼きには、マヨネーズをかけることもあるし、美味しんぼの漫画を見て、カツオの叩きをマヨネーズをつけて食べた事もある。
 だが基本的にマヨネーズは使わない。キャベツの千切りにかけるのは、ポン酢か、あるいは何もかけないで戴く。刺身にマヨネーズをかけるという発想も根本的にはないし、御飯にマヨネーズをかけて食べる習慣もない。
 広島風お好み焼きは最近、マヨネーズを置いている店もあるようだが、オタフクソースで十分であり、それにマヨネーズをかけるのは邪道である。観光客相手の店は客から聞かれるので、仕方なくマヨネーズを置いているものと推察されるが、郷に入れば郷に従えで、本来堂々と「おいてません」と胸を張って営業すべきである。
 マヨラーという言葉があるが、近くにそういう人がいないので、実際はどういうことなのかよくわからないのだが、巷間では、何にでもマヨネーズをかけて食べる人という定義は間違っていないのだろうとは思うのだが、如何。
 正直言って気持ち悪い。もしマヨラーの人が、この記事を読んで、気分を害したら、申し訳ない。そんなの人の勝手でしょう、ということだろうか。それはその通りなのであるが、横から見てて気持ち悪いと思う。
 ぜんざいにもマヨネーズをかけるのか?
 魚の煮つけにもマヨネーズをかけるのか?
 まさかラーメンにもマヨネーズをかけるのか?
           太るんじゃない?
 最近、玉子の値上げによって、当然ながら影響を受け、マヨネーズも値上げである。その情報を得たのであろう。店のマヨネーズ売場はボトムラインの商品は棚ががら空きである。買い占めであろうか。いやいや出荷が不能になっているのではないか、などと推測する。
 僕的には、無いなら無いで別に困るものでもないので、いいか、くらいのノリなのであるが、マヨラーたちには一大事であろう。
 ドラッグストアコスモスのマヨネーズ売場を見て、ふと以上のことを考えた次第である。

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