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ボトムス

 丁度サイズが良かったジーンズがパンパンである。着て着れないことはないが、窮屈このうえない。よく考えたらこの手のジーンズを履いているのは、もはやじじいばかりだから、寧ろ履かないほうが年寄りに見られなくて済むからいいかもしれない。
 今の若者はダメージジーンズとかクラッシュデニムとかいわれるものを履いている。街中でよく見かける。破れたり、すれたりしたデニムの事である。流石にこの歳でそれはみっともないので、年寄りに見られたくなかったらジーンズは履かない方がいいかもしれない。
 チノパンあたりが丁度良かろう。そう思って履いてみると、何だか作業員みたいに見えないこともない。歳を取ったら何を着ても様にならないようである。そりゃあ芸能人とかは別だけどさ。
 似合う似合わないは別にして、履ける履けない、で考えると、いらないズボンがたくさん出てくる。まだものは大丈夫だからとかいって、持ち続けていては断捨離できない。
 結局まともに履けるズボンは3着ほどになる。あまり外に出ないので、これだけあれば十分であろう。あとはジャージで過ごすのだから。何といってもやっぱりジャージが楽なのだ。こりゃあボケるのが早くなるかなあ。
 

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