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旅行当日(~安曇野)

 旅行前日にタクシー会社に小倉駅までの予約をしようとした。始発なので、午前5時半にタクシーを我が家まで頼んだのだが、主要3社全て断られた。朝7時以降しか予約は受け付けないようになったらしい。ついこの間までは大丈夫だったのに、何てえことだ。タクシー業界人員不足で大変らしいとは聞いていたが、ここまでとは。これもコロナのせいであろう。一度人が離れると、なかなか戻っては来にくくくなる。
 バスの始発が午前5時46分。間に合わないこともないが、ギリギリで余裕がない。いっそのこと歩いて駅まで行くことにした。約3.5km。そっちの方が安全である。朝5時台なので多少涼しかろう。
    結局歩いて小倉駅まで、それから新幹線で名古屋まで、特急で松本、それから大糸線というローカル線に乗って安曇野へ。まさに木曽路は全て山の中である。もつとも大糸線は新興住宅街ぽかったが。
      安曇野に着いたら早速昼飯に蕎麦を食べ、それから歩いて回るか、貸自転車にするか迷った挙げ句、歩いていくことにした。幾つかの観光名所を見て回り、大王わさび農場まで歩いていったのは流石に疲れた。
   そこでわさび入りのソフトクリームとわさび入りのお焼きを買った。初めてのお味で美味しかったが、ここから約2kmまた歩いて駅まで戻らなければならない。タクシーを呼ぼうかと思ったが、ケチった。歩いて戻る途中にでかい下駄が展示してある東光寺という寺で、時間をつぶしてしまったため、列車に乗り遅れてしまった。駅前で列車が眼の前を駆け抜けていった。
  次の列車まで45分もある。妻と僕は近くの穂高神社にお参りに行った。察するところ最初にこの神社に参拝しなかったから、こんな災難にあったのかも知れぬと密かに思ったが、後の祭りであった。
    駅の近くに安曇野のクラフトビールを飲ませる店があり、そこのビールを飲んで、時間を潰した。明日は上高地。また歩かなければならない。




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