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年越しと、パズルと摂食障害

2019年のおしまいと2020年のはじまりを
実家で迎えた。

毎年、この日にしか放送されない
特別なテレビ番組をみることもなく

2000ピース、世界地図のジグソーパズルに夢中になり
わたしがアイスランド制覇に精を出している間にいつの間にか新しい年が明けていた。

今回の帰省でやろうと思っていた事が
実はふたつあった。

1 、10代の頃の自分を連れて帰ってくる

2 、祖父母の代のお金に関する悲しみを探る

2は、出来なかったけど
1は、やれた気がする。

私は高校生のとき、摂食障害になったのだ。
そのときの自分を思い出し
抱きしめることが目的だ。

きっかけは、ちょっとしたダイエットだったように思う。

もともと食事量が少なく
筋肉も骨も細いからだは
みるみる痩せた。
身長160センチ、36キロまで
体重が落ちた。

ホルモン注射の治療と
大学に入り制服がなくなり
毎日、気分や気候に合わせた好きな服を着、
自分の責任で自分の時間を使えることが増えたことや
調理実習や栄養学の授業の受け
食べることに関する姿勢、考え方が
変わったおかげで

みるみる、肥えた。

成人式に母から譲ってもらった
アイボリーの振袖を着たわたしは
ちょっとした大福のようであった。

その後、社会人になり普通の体格に戻った。

今でも、気を付けないと筋肉が落ちて
ひょろひょろになってしまうので
少しだけ日々工夫をしている。

あの頃、どうしてあんなに
食べなかったんだろう。
太ることが嫌だったのだろう。

自分のことを掘り下げることは
時に、自分ひとりでは出来ないことがあって

わたしは、この一年、とある腕利きの
魔女・・・否、コンサルさんにサポートしてもらったり
宇宙人・・・否、大切な友人にサポートしてもらいながら
とくに熱心に自分を掘り下げてきた。

そのおかげで
摂食障害には、どうやら母親への感情が
関わっているらしく

長年原因が明らかでなかった
わたしが摂食障害になった理由を
ひとつ見つけることが出来た。


わたしは親愛なる我が母親に

どうせ母はわたしの事を理解してくれない

母と違う考えや、嗜好のわたしは
母から嫌われてしまう、仲良くなれない

母と違うわたしを、わたしは
愛することが出来ない
母と違う自分のことは、隠していたい


という思考のパターンがあり
この「母」の部分は、全て「他者」に
置換できてしまうことにも気づく。

そう、わたしは今
他者と違う自分を隠したい
と思っているわたしを
抱きしめ、癒すために、書いている。


正月の帰省で、摂食障害だった
10代の自分の写真を改めてみたわたし。

湧き出た感情は、意外なものだった。


あれ?めっちゃ普通じゃん。

今までの当時のセルフイメージ▼

病的にガリガリで、人とつるめなくて
可愛くない

2020年に感じた印象▼

痩せてるけど、普通の可愛い
ティーンネイジャー


わたしが長年、オカシイと思っていた
「わたし」は、ただ、ただ
フツーの女子高生だったのだ。

自分が思うほど、自分って
オカシクないんだなぁー

というオチ。


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