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First. [コラム]

-心の凛線と滲み出るアフターコロナの雰囲気とシティーボーイと-

note、というものに、初めて投稿をしてみる。

閲覧は以前からしていたが、書き込むのは初めてだ。
最近、ふと思うのが、周囲との感覚の差、である。人目を気にせず、人にあまり興味がない私、服が好きすぎて服の事しか考えていない私が、なぜそう思ってしまったのだろう。
コロナ禍、人とあまり会わず、というよりも会わないことを意識してしまっている自分がいて、人に対する興味の無さが加速してしまったようであった。
しかし、人に対する興味、という言葉のものさし、はて、自分の中だけの話では…?と最近気付かされる。よく友人と呑む機会が最近多いが、『人に興味が無い、ってさ、あなた私とご飯行ってるのに興味無いの?』と、ふと問われた時である。
この人は、そんなものさしで私を見ていたのか、片手にワインを貪り、ぼーっとしてしまった、ある寒い日である。

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それでも、やはりミーハーでいたくて、25歳だけどまだドキドキしておきたい私。
お気に入りのジャケットにスカーフを巻いて、エンダースキーマのパンプスを履き、行きつけの店でワインを飲む。
服は好きだが、流行りは嫌いな私。
矛盾とアンバランスが心地よい。
そんな凛線であった。

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ふと、旅行へ行きたいなと勘づく師走、知り合いへの連絡は逃げる早さの師走のごとく早いのだが、何故かモヤモヤとする。
心から楽しめる事なのかな、と、どこか完璧を求める自分と、服はなに着ようか、考えすぎてしまう自分と。
『土日なら全力で予定あけるよ』と。
そのひとことをかき消すように、コーヒーを啜るのであった。
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最近、ようやく嗜みが増えたこの頃だが、
気持ちが昂るうれしさを感じている。
このワインを呑んでいるとき、ふと、BGMが好きなラッパーの曲であった。
"田我流 夢の続き"
""天国にもってけるのは思い出くらい""
好きなトラックメイカー、EVISBEATSに田我流のリリックである。
EVISBEATS流してるんです、今日、とグラスを洗いながらそつない顔をするオーナーをよそ眼に。
"'いきあたりばっかりでこなしていくミッション""
どこか、なにかに完璧を求めていた自分自身に、完璧じゃない人間という動物の可愛さを求めようとする自分へ、脱皮した気がした。
『俺、みんなで楽しめるようなワインを作りたいんだ。こんな味の。一緒にこの時間を過ごしてくれてありがとう。』
一緒に来ていた友のひとことにハッと目が覚めてしまったようだ。
自分が必死にもがいた、夢の続き、完璧に、思い通りではないが、無駄ではないし、共感して、一緒に頑張ってくれる人もいるんだな。
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田我流、というラッパー、
もう一つ好きな曲がある。
"今日は休みだ"
""なんかおもろいものとかあるかも"'
おもろいことひとつも探せない人生、もったいねえな、そんな顔をした自分と、過去のトラウマにまみれる自分と、未来をみつめる自分に揉まれる、そんな2月の初めだった。


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