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組織の歪み

機械論的に組織を設計すると、後任は前任者が成り切っていた歯車の役割を求められる。

人は他者と同じように挙動などできない。

これが繰り返されれば、自然と組織は歪む。後任のせいではない。システムエラーとして、歪む。

システムエラーを回避しようとすると、組織が守られる代わりに、後任の自我が歪む。

後任は、その組織のその歯車として生き続けるわけではないだろう。さらに次の後任が、同じように自我の歪みを選ばない場合も考えないといけない。その場合、自分の自我を歪ませてまで守りたいこの延命措置に意味を見出せるのかどうか、というのは判断基準として大事なもののように思う。


思考のたねのバックナンバーはこちらより

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