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多様性があると具体的になにがどういいのよ、という点

学校でも、会社でも、街でも、社会でも、多様性を作り出すことが大切だと言われているけど、それはなぜなのか。

それは障害の有無においての多様性だったり
脳の多様性だったり
性別だったり
人種だったり
年齢だったり
専門分野だったり
国籍だったり
宗教だったり

その全てだったりします。

それは倫理的にそうであるべきなのかもしれないし、人によってはそう感じないかもしれない。

でも断言できる理由が一つあって、それは多様性は強みになる。それは抽象的なことを言っているのではなく、数字として出ています。

2015年、マッキンゼー&カンパニーは企業の多様性とファイナンシャル・パフォーマンスの関係性を分析する研究をしました。それによると「Diversity Matters」という報告書では、性別の多様性を持つ企業はそうでない企業に比べて、利益率が高い傾向にあることが分かりました。また、民族的・文化的多様性を持つ企業は、そうでない企業に比べて、ファイナンスにおけるパフォーマンスが優れていることが示されています。

私たちは直感的に多様性が重要であることを知っています。また、純粋なビジネス用語で考えても、それが理にかなっていることがますます明らかになっています。私たちの最新の研究では、性別や人種・民族の多様性で上位4分の1に位置する企業は、その国の業界平均を上回る財務リターンを得る可能性が高いことがわかりました。これらの側面で下位4分の1に位置する企業は、平均以上のリターンを達成する可能性が統計的に低いです。そして、多様性はおそらく、より多様な企業に向けて市場シェアをシフトさせる競争上の差別化要因です。

Why diversity matters

また、リスク管理の観点でも多様性は有利です。

マシュー・サイドの「Rebel Ideas」という本の中で、CIAにおける多様性の欠如が、テロリズム対策にどのように影響を与えたかについて書いています。彼は9/11のテロ攻撃前に、CIA内での多様性の不足が異なる視点や情報の解釈の幅を狭め、結果として事件への影響を与えたと指摘しています。多様なバックグラウンドを持つスタッフがいれば、さまざまな角度からの情報の分析や評価が可能になり、テロリズムのような問題に対しより効果的な対応できるというのが彼の主張です。

多様性は強み。

そう考えると、ニューヨークシティが世界的に大きな都市として知られる理由は、確かに多様性と関連しているなと。ニューヨークは、世界中からの移民が集まるメルティングポットとして知られていて、多様な文化的背景は、ニューヨークの経済、文化、食、アートなど多岐にわたって影響を与えています。世界中の様々な文化やアイデアが集まり交流することで、ニューヨークは革新的な都市としての地位を築いてきたのでは。この多様性が、ニューヨークを世界中で知られる人気都市としている要素の一つなんだろうなと。

汚い街なのに、嫌いになれないニューヨーク。その理由がわかっちゃったかも。わははは。



脳の多様性、ニューロダイバーシティも大好きな言葉 ↓↓↓



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