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【クリエイター科学】 Orbital2の開発コンセプトについて語ります。

今回は、公式がぶっちゃけます!
「こういう人はOrbital2を買わない方がいい?」

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と、こんな話しして大丈夫なのか?って事ですけど、実は今回の動画はOrbital2を買おうかどうか迷ってる人Orbital2を買ったはいいけれど、なんとなく使いこなせてないなとか、あるいは難しいなと思って置物にしちゃってる人、こういう人達にちょっと見て欲しい。
まさにOrbital2の開発コンセプトや開発秘話に迫る動画になっています。

実はOrbital2買おうかどうか迷われている方の中にはTwitterでレビューを見たり、販売サイトのレビュー記事を見られている方が多いと思うんですが、レビューに結構賛否両論吹き荒れてて、これどっちなのみたいに思われる方って多いと思います。
そこで今回、お話する事は「なぜAmazonレビューやTwitterで賛否両論吹き荒れるのか」みたいなところにつながったりします。

そもそも、実はOrbital2というデバイスは、日本人の7割から8割くらいの人が初めて触った時に使いにくさを感じるであろう設計になっているんです。
「なぜそういう設計にしているのか」とその裏にある本当の恩恵についてお話ししていきます。

Orbital2は、徹底的なクリエイターの研究

ここから始まっているデバイスになります。
これまでにショートカットキーデバイスってあったんですが、それではとても実現できなかった膨大なパターンの設定、想定された条件下においての入力、これが最速となるような設計、さらに手にかかるストレスを低減させる事。
これを実現させるためには、これまでの一般化されていたユーザーエクスペリエンス、基本的なデバイスの設計から、完全に脱却しなきゃいけないという結論にたどり着いたんですよ。

それがOrbital Engineという入力方式であったりとか、いわゆるFlat Ring、ここから起動するフリックメニュー、リストメニューに含まれてるんでけど、こういう今までのデバイスにはなかった全く新しい入力ができるデバイスとして作られている。
これこそが、Orbital2を初めて触った方が使いにくいとか、難しいと感じる理由なんですね。

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人ていうのは、自分がこれまで触ってきたものと同じものを使いやすいと感じ、新しいものあるいは短時間の間にたくさんの情報がインプットされてくるものが難しいと感じるんです。
Orbital2触ったとき少しハードルがあるデバイスになっているというところは実はもう設計の段階で分かっているんです。

結論から先にお伝えすると「Orbital2」がなんか使いにくいなとか何か難しいなと思った方、おっしゃるとおり簡単ではないです。それを乗り越えたところに恩恵があるようにちゃんと設計はしているので、ちゃんと使い込んでいただきたいと思います。

補足:左手デバイス全般に言えることですが、Orbital2は特に慣れが重要になるデバイスです。2~3個の機能だけを割り当てて、簡単に使いたいという場合は選ばない方が良いかもしれません。

ちょっと今日はベルを用意していまして、これは「Ctrl+Z」or「command+Z」が割り当てられているスイッチだと思ってください。
このボタンを一回、ちょっと押していただけますか?

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今、普通にボタンを押されましたが、簡単に押しているように見えて人の脳みそだったり、人の指、感覚器、脳とかには色んな信号をやりとりをしてから行動しているんです。

まず対象物を触って、あるいは視覚で物を見て、情報が感覚記憶から短期記憶に移っていって、その次にいわゆる照合。記録と入ってきた情報との照合が行なわれ、その次に手の動きが決定されて行動が行われる。

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これが5つのプロセスになってるんですね。
これは実はこれまでの一般的なショートカットキーデバイスのシングルアクションで押した瞬間に戻ったり、押した瞬間に拡大できたり、でも全部同じプロセスです。
でも、これに慣れていくことでブラインドタッチによって1プロセス減って、ほかのデバイスも含め、だいたい4プロセスで押すところまでいけるんです。ところが、なんとOrbital2に慣れるまで10プロセスが必要なんですよ。

なぜかというとOrbital2はその2段階の入力方式になっているので、Orbital Engineは倒して回すの2段階Flat Ringも押した後にフリックメニューでどの方向にフリックするかで沢山のパターンが出せるよう2段階のプロセスなんです。なので、Orbital EngineやFlat Ringでは通常の左手デバイスの倍の10個のプロセスが必要になるんです。

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圧倒的にシングルの方が優れているかというと実はそうではないんです。
人は当然慣れるので、シングルアクションも慣れることブラインドタッチできることにより、視覚による認証という照合プロセスが省けるので、4つのプロセスぐらいで押せるようになるんですけど、Orbital2もある程度慣れると同じ4つのプロセスで出来るようになるんです。
これは倒したあと、押したあとの画面に出るメニューを見て次の行動を考えていたり、照合を行っていたプロセスだったんですけど、慣れるとどっちの方向倒したら、どんな機能があるか、どっちの方にフリックしたらどうなるかっていうのを覚えられるようになるんです。

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そうするとホームポジションを定めておくと、触感の照合も必要ないですし、視覚の照合も必要ないので、4つのプロセスで行動ができるので慣れると実はシングルアクションタイプのショートカットキーデバイスと同じプロセス数で行動が行えるんです。

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それでも同じでしょ?何があるの?っていうところが、核心なんですけど慣れるとOrbital2はシングルアクションのものと同じように機能するってことまでは説明できたと思うんですが他にどんなメリットがあるのか。
このOrbital2の入力方式に慣れると、たった1つのポジションから、シングルタイプのアクションでは到底、実現しなかった膨大なパターンの信号を行えるんです。シングルアクションができることって押した瞬間に反応するなんですが、ボタン数が限られてしまうんです。
それに対してOrbital2はフリックとか、複雑な動作を組み合わせることで、数の恩恵が受けられるんです。
なので、これまでのデバイスと速度は変わらずに、圧倒的に簡潔性の高い環境これまでのデバイスに割り当て切れなかったものが割り当てられるようになるのがOrbital2の最大の恩恵なんです。

さらに通常のデバイスよりも手に負担がかかりにくい設計になっていて、ダイヤル機能も持っていますので、連続的な入力の拡大縮小とか、不透明度を変えたり連打が入るような押して離して押し離してのプロセスがすごく無駄なのに対して捻ればいいだけだけでも運動量低いんです。

このOrbital2というデバイスは慣れた先に、数の恩恵だったり手にかかるストレス軽減っていうのが、すごく大きく設計されているデバイスなんです。

ぜひ本当に最後まで自分のプロファイルを熟成させながら使い込んで欲しい、そんなデバイスになっています。

人が難しさとかストレスに感じるものって短時間で外部からの刺激や情報が多ければ多いほど、難しい、複雑だとかストレスに感じるんですが、実はデバイスを持ち替えたり、ショートカットで動かしたり、ユーザーインターフェースを切り替えたりする事をやればやるほど人って難しく感じるんです。
なので、簡潔性の少ないユーザーインターフェイスで触っていると、Orbital2に乗り換えたときにその恩恵を受けることで、「Orbital2ってなんて簡単なんだ」、Orbital2以外でやろうと思うと、「いろいろと持ち替えなきゃいけないぞ」となってしまうのをOrbital2で解決できるという真の可能性に気づいていただけるようなデバイスになっているんです。

本日はOrbital2の公式がぶっちゃけるということで、このOrbital2の開発コンセプトやどのような研究を行なって開発してきたかについてお話させて頂きました。

是非、Orbital2が置物になっちゃってたりとか、使いにくいなって感じている方、私たちのホームページの方で使い方の指針となるような、そういう情報も出していますので、参考にしながらOrbital2というデバイスに慣れていく、この壁を越えるところまでお付き合いいただければなと思います。

他にもOrbital2やクリエイティブ制作についての動画をアップしていますので、ぜひご覧ください。


Orbital2とは?

クリエイターを科学する、ミライの左手デバイス
「Orbital2(オービタルツー)」

Orbital2(オービタルツー)は、クリエイターのキーボードのキー(ショートカットキー)操作を無くすことを目的に開発されたハイエンド入力デバイスです。
CLIP STUDIOやSAIなどの様々なクリエイティブソフトウェアに対応し、「マウスやショートカットキーを用いる以上の作業時間の短縮」と「疲労の緩和」を実現します。


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