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心にヒーローをもとう

以前、「目撃!にっぽん」というNHKのドキュメンタリー番組で「白血病ユーチューバー」と名乗り、抗がん剤の副作用や闘病生活の助言などをユーモアを交えて伝える方のことが放映されていた。

番組の中で辛い闘病生活を乗り切るためにも「自分の心の中にヒーローを持つことが大切だ」と語っていたのが印象に残った。

今日は「第5回 米百俵・縄文の丘マラソン大会」当日。
昨夜から降りやまぬ雨の音で朝、目が覚めた。
天候によっては中止もやむを得ないかなと、ぼんやり窓を眺めながら背伸びする。

大会ホームページを開くと予定通り開催されるという。
雨はまだ降りやまない。

ここ最近、大会の10㌔のコースを完走するために早朝や仕事終わりにランニングをしてきた。

なので中止にならずに嬉しい反面、条件の悪い悪天候の中でのレースなので思うように走れないかもしれないなと思った。

「鬼滅の刃」の我妻善逸

「鬼滅の刃」の我妻善逸とその師匠が僕のヒーローだ。

ご存じのない方のために簡単に紹介すると、我妻善逸は主人公、竈門 炭治郎と共に人を襲う鬼を退治する鬼殺隊の隊員である。
優れた剣技を有するものの、平時は臆病で、自己肯定感が低く、「自分なんて鬼に喰われて死ぬんだ」と嘆いてばかりいる。

そんなちょっと残念なキャラクターなのだが、善逸とその師匠のエピソードは涙なしには読めない。

師匠のもとで鬼殺隊になるための修行を積む善逸であるが、辛い修行に耐え切れず幾度も逃げ出そうとする。その度に師匠は善逸を連れ戻し修行に向かわせる。

善逸は一つの技しか習得することができないので、自分には剣の才能はないと落ち込むことが多く修行から逃げ出すのも不器用な自分自身に嫌気がさすからであった。

そんな善逸に師匠がかけた言葉に僕は漫画を読んで初めて泣いてしまった。

一つのことしかできないなら、それを極め抜け。
極限の極限まで磨け。
泣いていい、逃げてもいい、ただ、あきらめるな。

今、師匠の言葉が身に染みる。
そして雨と汗で視界もかすむ。

走りながら苦しいときに善逸と師匠の「あきらめるな!」という声を思い出し自分に喝を入れる。

雨と汗でにじんだ完走証

最後まであきらめずに何とか完走することができた。
結果は悪天候にもかかわらず自己ベストを更新することができた。

心の中の善逸と師匠に感謝である。
諦めなければ、努力は人を裏切らない。

明日も皆様にとってよい一日でありますように。

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