孤独をただひけらかして
胸の中で蠢くものを
簡単に置き去りにしていた
おはようやありがとうの中に
大切な物がある気がした
転んだ数は覚えていないけれど
痛みは身体に刻まれている
生きる為に押し殺してきた
歪な自分のカケラを雨の中に流した
あなたを撃ち抜いた言葉が
ここにあることを祈った
ありふれた言葉をよじ登って
伝えた思いを空に託した
静寂が花火になって消えていく夜に
もう一度心の声を広げてみよう
あなたの細い声に耳を澄まして
手を伸ばした
生きる意味がそこにあると思い
芽を伸ばした
窓の中から伝わった声に
命を繋いで貰ったから
届けたい思いに気づいた
あなたがくれたありがとうに
心が動いたから
闇のなかで聴いた音は
誰かの心を振るわすだろう
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