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先生が生み出す価値ってなんだろう?

小学校の先生で、2児の父、雄剛です。

この記事、すごいですよね。今回は、「こんな悪いことをする人が…」という話ではなく、「人が生み出す価値について」の話です。

昔、十年経験者研修できんな研修をしました。
「今からこの白紙に絵を書いてもらいます。」


(10分後…)

「できましたか?それでは、完成した作品に値段をつけるとしたらいくら位でしょうか?」
(いやいや、こんなの誰が買うの?0円でしょ。)

「もし、ピカソが同じ白紙に絵を描いたら、いくらで売れるんでしょう?」
(それはピカソなら何百万、何千万レベルかな)

「同じ白紙に描いた絵なのに、全く価値が違う。この人の絵には価値がある!この絵には価値がある!そうやって周りの人にとってほしい!必要だ!と思われるものに価値が生まれるんです。みなさんも価値を生み出せる人材に育ってほしい。」
そんな話でした。

大谷選手は、まさにグローブのタグだけで10万円の価値を生み出す選手。素晴らしい人材です。

先生はどんな価値を生み出せるのでしょうか?

先生は公務員なので、基本的に給料は経験年数や年齢に応じて一律です。ただ、例外があって、それが査定によるアップ、ダウンです。これは、校内で負担の大きな仕事を担っている先生がアップすることがほとんど。それでは、負担の大きな仕事をこなせることが価値を生み出す?どこか先生の生み出す価値とはちょっと違う気がしますよね。

周りに必要だと思わせる価値を生み出す先生は、授業が面白い先生?子どもに好かれる先生?子どもをビシッとさせる先生?保護者に信頼される先生?

結論は…?

私が考える結論は、自分の個性を活かせる先生が価値を生み出すと考えます。…ちょっと玉虫色の結論になってしまいますが…。

でも、実際そうではないでしょうか?子どもも十人十色、保護者も十人十色。そして、クラスや学校の状況も。そこで何を求めるかは人それぞれ違います。

例えば、クラスが荒れて、授業が成り立たない。いじめもある。そこに厳しくて規律を大切にする先生が入ってくれたら…。落ち着いて学習ができ、安心して生活ができるようになった!感謝だねとなりますよね。

逆に、ある程度落ち着いたクラスに、厳しくて規律を大切にする先生が来たら。そこはもしかしたらそこまでの価値を感じられないかもしれません。それより、温かくて学習指導が上手な先生が入ったら、学習好きな子が増えて、先生のお陰で…となるかもしれませんね。

先生が生み出す価値は1つではなく、その先生その先生で違う!自分の持ち味を活かしていくことで、自分なりの価値を生み出すことができる!その価値を自分なりに発見し、または作って育てていくことが大切だなと感じています。

そんなふうに考えてみましたが、皆さんはいかがでしょうか?

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