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「S」は便利な文字である

日本語の「さ」行や英語の「S」ではじまる言葉は、辞書を眺めればすぐにわかることだが、1,2番目に多い。
そのため、会社の新年度の標語や経営方針のキャッチコピーをつくるときに、「重点方針○S」、「△Sキャンペーン」と、と取り敢えず言ってから考えても何とかなるものだ。
辞書をしばらく眺めれば、「思い」を表現する適切な言葉が必ず見つかる。そのせいか、多くの会社の標語には○Sというのが目立つ。
 
もちろん、5S(整理、清掃、整頓、清潔、躾)のように、完全に一般化し定着したものもある。
5S(整理、清掃、整頓、清潔、躾)はマネジメントの効率化を狙っており、少々まじめで堅苦しい。
 
この5Sに違う「S」を当てはめてみるのも、不謹慎かもしれないが面白い。
「鬱」の時代に元気よく生きていくには、違った5Sを大事にしたい。人間の欲に沿った5Sである。つまり、食欲、酒欲、仕事欲、睡眠欲、そしてスポーツ欲である。
この新「5S」を徹底すれば、実にダイナミックな生き方や創造性が発揮できそう。
 
経営方針を決めるときに、思いつきで語呂のよい「3S」と決めてしまっても何とかなってしまうものだ。
例えば、「新製品・質の向上・スピード」「質・速・新」「選択・集中・活性」(少し苦しい?)・・・・・。
会社や商店経営の重要なことを、3Sや5Sで常に考えるのは、頭を整理する上で役に立つ、と思っている。
 
最後に余談となるが、同じ3Sでも、仕事をしているか、睡眠か、酒を飲んでいるか、この3つしかやっていないのもある。
この3Sだけだと、必要な衣服はスーツにパジャマだけになってしまい、たまの遊びに出かけるときの服装に困ってしまう。そんなビジネス人、昭和の時代には主流だったのは、今となっては懐かしい。
                        その26:2023/05/10

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